増配銘柄のロックダウンの影響を考えてみる
個人的に増配に注目していてVIGやVIGIといった米国内外の増配ETFに投資をしています。
実際、今年に入ってからのパフォーマンスは米国外(新興国含む)とVIGIのパフォーマンスでは、VIGIの方が優秀。
同様に米国株に絞っても同様の傾向です。
もちろん増配という縛りの影響だったり、エネルギーセクターをほとんど組入れてないなどの要素もあるでしょうけど、ETFに含まれる企業は注目してもいいかなと思うんですよね。
株式は2番底の可能性もありますが、こういうときに増配なりクオリティファクターの高い(VIG、VIGI)はいいと個人的に考えています。
ただ、ロックダウン(都市閉鎖)の影響はあるでしょうから、どこまで影響あるかについて日米の銘柄で確認してみました。
VIGIに含まれる日本企業
まずは日本株が1割で組入れ比率は4強の一角なので、バンガード・米国外増配株式(ティッカー:VIGI)に組入れられた日本企業について見てみましょう。
VIGIに組入れられてる日本企業は以下の通り。
- NTT
- KDDI
- 東京海上ホールディングス
- セブン&アイホールディングス
- スズキ
- アサヒグループホールディングス
- ニトリホールディングス
- 西日本旅客鉄道
- シスメックス
- 積水化学工業
日本企業の一覧見ると、NTTとKDDIが比較的影響が少ないでしょうか。
あとは不要の外出禁止レベルでも業績に影響が大きく出そうな銘柄が多いです。
セブンイレブンとかのコンビニはロックダウンになっても開いてると思いますが、影響は大きいでしょうね。
VIGIのトップ5に3社入ってるネスレ、ロシュ、ノバルティスのスイス勢と比べると弱そうな印象を持ちます。
VIGの組み入れ企業で見てみる
では、これが米国株だとどうなのか?
バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の組入れ上位10社は以下の通り。

このうちヘルスケアのジョンソン&ジョンソン、アボット、メドトロニックは影響が小さめかと。新薬や検査関連で当たれば一発もある。
次にコストコ、ウォルマートは地域の命綱的な存在でしょう。ただし、コロナ感染発覚したら数日店舗閉鎖とかもあるでしょうから難しいですね。
この中で注目したいのはマイクロソフト、VISA、コムキャストでしょうね。
マイクロソフトに関してはリモートワークの必需品で私もお世話になってます。
VISAは店舗に行かないという選択を取る人がおおくなるでしょうから強いんじゃないでしょうか?
3社の中で注目したいのはコムキャスト。家にいて見れるコンテンツという意味で、AmazonプライムやらNetflixに顧客を取られてるとはいえ強みがあると思いますし、スポーツなども中止が増えてる中ではコンテンツとして非常に貴重です。
これを無理矢理日本株に当てはめるとJCOM=KDDIになりますかね。
個人的に思うのは、VIGの上位に出てこないものの、イベントができない弊害はあるけど、アニメやゲーム、映画のコンテンツ持ってる企業は価値があるかと。
ある意味それらは著作権など「無形資産」の類になると思うので、無形資産について価値がますます上がる傾向は続くのかなと考えています。


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