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投資哲学・投資理論

「アフターコロナ」社会で「ミニマリスト文化」は縮小するだろうが、個人も企業も投資を行う必要がある

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緊急事態宣言から1週間が過ぎましたが、リモートワークの状況確認的に上司と話す機会がありました。

これが何か月続くかわからないし、大半がリモートワーク可能になったので解除されるのは最後の方という話になりましたね。

当然この状況がずっと続くとは思えませんが、新型コロナが収まった後どうなるのか?に関しては考えておいて損はないでしょう。

そんな中、「アフターコロナ」に関して佐々木俊尚氏が文春のサイトに書いていて興味深かったですね。

「アフターコロナ」社会はどうなる? 「ミニマリスト」から「プレッパー」の時代へ | 文春オンライン

アメリカでは新型コロナウィルス禍になって弾薬がものすごい勢いで売れているという驚くべきニュースがあった。向こうでは備える人という意味の「プレッパー」と呼ばれる人たちが何百万人もいて、自宅地下に核シェル…

佐々木氏のtweetはよく見ていて、アジテータばかりの日本の自称リベラルとは異なり、建設的でこういう人が「リベラル」っていうんだと思います。

著書の時間のテクノロジーも読みましたが、哲学的ですけどこれからの時代のテクノノロジーを考える上でいい本でした。


そんな佐々木氏は「ミニマリスト」から「プレッパー」の時代になると書いてました。

個人的にはストックが評価される・シェアリングやミニマリストの衰退になるでしょうけど、じゃあ内部留保ためるとか投資はしないという方向に行くかというかと、逆に動かないといけないんじゃないかと考えます。

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ミニマリストやシェアリング文化が広がった中で判明したストックの重要性


ミニマリストの考え方や、カーシェアのようなシェアリング文化が2010年代広がったのも、記事中に書かれているジャストインタイムが進化したことが大きいでしょう。

ところがマスク不足が世界的な事象になる中で、ジャストインタイムが機能しなくなってしまいました。

https://garboflash.blog.fc2.com/blog-entry-2387.html

マスクの場合花粉症に備えて備蓄してた人は困らなかったでしょうし、スペイン風邪の経緯を見ますと、第2波、第3波とある可能性があるので、あらゆるものをストックする人が増えるでしょう。

日本人は性格的なものもあるでしょうけど、欧米は被害が大きいだけにストックする方向にいくんじゃないでしょうか?

もちろんウーバーイーツのように伸びる分野もあるでしょうけど、例えば通勤のために都心の無茶苦茶狭い部屋でミニマリスト生活とかは避けられる方向にいくかなと。

同時にストックという意味で貯金や現金を重視する人も増えるでしょう。

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3月上旬は債券も株式も売られる状況があり、原油安も加わった中でコモディティもダメ、金もさほど上昇していない。

となると現金になるわけですが、さらに金融緩和を行いそうな現状でよりもっと長い期間の将来を見据えると、インフレの可能性があるでしょうから、貯め続けてもそれが報われるかは微妙でしょう。

グローバルサプライチェーンとインダストリー4.0、ソサエティー5.0


トランプが国内回帰を訴えて反グローバルと批判されていましたが、チャイナリスクも影響して国内回帰は進んでいくでしょう。

何十年もかけてグローバルサプライチェーンが進んだわけですから、大きな歪みが生まれることが想定されます。


先進国の国内回帰によって新興国がこれまで同様の発展過程をたどらない確率が上がる可能性もありますし、国毎に産業構造の変化も起こると考えます。

ただ、国内回帰で失業対策になるかというと、ドイツのインダストリー4.0や日本のソサイエティ5.0などで製造業におけるオートメーション化およびデータ化・コンピュータ化はもとから進められています。

マスクを例にとると品質はともかくコスト面で勝てない点の対策にはなるでしょうから、日本や欧州はアメリカほどハイテクに強いわけではありませんがオートメーション化およびデータ化・コンピュータ化を進めていくしかないでしょう。

ある意味テレワークがこういう状況になって日本で進んだのを見ますと、サプライチェーンの見直しをするのにいまはいい機会じゃないかと。

実際、政権はマスク不足だけでなく自動車メーカーなどの中国からの部品供給の不足も気にしているようなので、この辺は数年をかけてでも見直していただきたいです。

不確実性が上がるけど、個人も企業も変化を読んで投資が必要


ともあれ世界中、とくにアメリカと欧州のダメージが大きいですから、これから先不確実性は上がるでしょう。

じゃあ個人は貯蓄、企業は内部留保をという形になるかというとそれは違うんじゃないかと考えます。

各国金融緩和している中では、通貨というものの価値も下がるでしょうし(仮想通貨の既存のものは通貨以下の投機でしかない)。

そんな状況下で企業はどうするかというと、内部留保ではなく変化に対応するための投資をやっていくしか道はないと思うんですよね。

結局、AIやらブロックチェーンというツールが発展していく中で、企業は技術を取り込むために投資をするという方向になるでしょう。

今回のコロナショックが長引いたとしても投資を続けて成長した企業が今後10年で、2010年代のGAFA以上の成長を得ることになるかと。

個人の場合はというと、これから先お金の給付という形が増えてく可能性があります。ただし、それは将来の社会保障の切り崩し的なものになるでしょう。

当然、将来の社会保障分を賄うとなると投資するしかないかと考えます。

投資に全掛けは推奨できるものではないと考えますが、ある程度はリスクをとる必要があるんじゃないでしょうか。

ただ、これまで通りの投資というのは個人も企業もうまくいかない可能性は高まると考えますので、時代の変化を取り入れる形になるんではないかと考えます。

結局こういうアフターコロナの時代を考えていくと、結局変化を生き残るためにすぐできることは「今を生きる」ことから始めないといけないかなとは思いますね。

突き詰めていくとジャレド・ダイヤモンドとかユヴァル・ノア・ハラリの考え方に行きつくのかもしれません。

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