コロナショックで考えるセミリタイアに向けた投資は、リスクを抑えて資産を着実に増やすことを意識したい
コロナショックの影響で3月中旬は債券も株式も下がる状況でしたがそこから1ヶ月でそれなりに巻き返しました。
もちろんこれから経済活動を復旧させていく上での障害もそれなりにあるため、株価が再び下がることもあるでしょう。
そもそも夏に収まって冬になったときに第2波が来るという可能性もありますが。
さて、個人的にセミリタイアを目指す上での資産運用は目標まで折り返し地点を結構過ぎていましたが、今回のコロナショックで後退した感じです。
ただ、ある程度守り考えて分散したり、比較的に値動きの小さいセクターに重みをつけたおかげで下げ幅を抑えることはできてるかなと。
ドル円の為替が落ち着いていたとはいえ想定より減りませんでしたし。
で、今回の株式の下落でセミリタイアや老後に向けた投資という意味で、リスクを抑えるのか、リスク全開で投資するのかについて両方一理あるので考えさせられました。
リスクを抑えて着実に資産を積上げる
リスクをどれくらい取るかという意味で債券や金などへの分散でリスクを抑えると手法があります。
とはえいえ株式一本槍と比べると資産を増やすのにそれなりに時間はかかります。
それでもリタイア後も節約なりローコストな生活は一定期間必要となると、分散投資や比較的ディフェンシブな投資(グロース株や小型株を避ける、景気後退に強い銘柄の比率を上げる)で着実に資産を積上げるって考え方の方が、セミリタイアとの相性いいと考えています。
もちろん我慢がかなり必要ではありますし、株式が上昇する過程では劣後するのがネックではあります。
ただ、個人的に積上げてきたものが大きく減るというのはそれなりに精神的にショックを受ける物だと思うんですよね。
ましてやセミリタイア後収入が減った場合の大幅資産減のダメージは働いてる時以上でしょうし。
ショックを回避すると言うことを考えた場合に、守り固めておいて株価下がってんなぁくらいの余裕持つぐらいがちょうどいいかと。
今回のコロナショックにおいて、株式も守りを固めの企業に偏重気味だったおかげである程度の資産の下落に歯止めをかけられた面はあります。
なのでいま株式全力だったりグロース株中心の人も、資産を積上げてからボラティリティ下げるという方向に舵を切る手法もありなんじゃないかと考えます。
もちろんわたしがチキンな性格な故というのもあるでしょうけど、倹約→投資の流れは長期戦にむいてるんだからこそリスク抑え気味くらいがいいんじゃないかと考えます。
株式全力やレバレッジをかけるのは一理あるが・・
もちろん性格は人によりけりですから、株式全力やレバレッジをかけるのは一理あると思います。
リスク考慮や時間分散ということまで考えればレバレッジかけるのはありかなと思えますし。
ただ、短期の下落のショックの大きさに耐えれるかというのは、コロナ騒動における自粛要請してるのにぶらついちゃう人がいるの見るとなかなか難しさがある。
その意味で仮に株式全力にしろ、レバレッジをかえるにしろ、どれくらいの損まで許せるかという点は、投資開始直後から意識しておいた方がいいでしょう。
誰しも短期でお金を大きく増やせれば楽なことはないんですけど、そういう甘い話ってなかなかないというのもコロナショックで思いました。数少ないコロナ状況下でも開催されている競馬でも然り。
投資している他の人見て「隣の芝は青い」状態にはなりがちですけど、まずは自分自身にあった投資手法で着実に資産を増やすことに重点を置くのが2020年からの5年になるかなと考えています。
数年株式市場が冴えない可能性もありますけど、個人的にはゴールに近づけるチャンスだと思います。
引き続きディフェンシブセクター重視で株式部分でも守りを意識しつつ、高値から大きく下がった状態が続けば底を這うように買い続けてゴールに近づけたいですね。


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