生活防衛資金の応用版?現金クッションという考え方
仮に収入が全く無くなった状況でも生活していけるお金の事を「生活防衛資金」と呼ぶ人は多いですね。
では実際にどれくらいの期間分あればいいかというと、数ヶ月という人から2年と人によって結構違っています。
そんな生活防衛資金の応用版ともいうべき「現金クッション」という考え方が、「FIRE最強の早期リタイア術」に載っていました。
「FIRE最強の早期リタイア術」は30代で経済的自立を達成するための技術が書かれた本 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
アーリーリタイア関連本はAmazonで探すと電子書籍含めればそれなりにヒットします。ただ、このファイアームーブメントは北米(特にアメリカ)を中心に広がってるわけですが、不思議と関連書籍ってこれまでなかったと思うんですよね。その先陣を切ったのが昨年末に出た「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」。...
リタイア後の平時は投資分から取り崩すけど、株価が急落したときは足りない分を現金クッションから取り崩すという方針です。
そんな現金クッションですが個別株やETF使って投資をする人向けかなと感じました。
現金クッション=(年間支出-配当金収入)×年数
株式が暴落したときは、まず配当金収入を生活費にあて、足りない金額は別に用意しておいた「現金クッション」から取り崩すわけですが、ポートフォリオでは米国とカナダ上場のETFを使用しているので以下の指揮になります。
現金クッション=(年間支出-配当金収入)×年数
生活防衛資金も同様と思いますが、まずは年間支出を把握しておかないといけないというのがよくわかると思います。
最低でも税金絡み除いた支出は計算しておく必要があるでしょう。
個人的に気に入ったのは配当金収入が考慮されていることですね。
海外ETF使って5年以上運用してきた中で、そこまでの金額ではないものの配当金収入がある人間からするとこの公式は惹きつけられるものがありました。
もちろん国内外の個別株で運用している人もいるでしょうから、そういう人たち向けでもあると思います。
年数は2年がいいのか5年がいいのか?
上記の現金クッションの式で金額に関わる数値として年数があります。
これをどれだけの期間で見積もるかというのも重要です。
本の中では北米の不景気はだいたい2年で終わってると書かれてましたけど、世界恐慌時は5年ほどかかったので5年を推奨していました。
個人的には働いてるときは収入も大きいので2年でいいかと思いますけど、最終的にリタイア後ということを考えると5年の方がいいかと考えます。
収入とか配当の金額で年数を自分に合わせて調整するのも面白かもしれません。
ちなみに市場の暴落想定の対処法ですが、市場が回復したら投資からの取り崩しを再開し、余裕があれば現金クッションを補充するということを説いてました。
本の中では「後1年」を続けてしまう人の例も載ってるだけに、リタイアに向けては徹底して数値化&データ活用する必要があるかなと思いました。
ともあれわたしの状況は現金クッションよりもポートフォリオの資産がまだ不十分なこと。
将来のリタイアに向けて資産運用を頑張っていきたいですね。


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