レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、金ETF(GLD,IAU)と米国長期債ETF(TLT)の比率を増やしリスク回避が鮮明に
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
2019年の12月時点のポートフォリオではS&P500 ETFを増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してコロナショックでどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、新興国株が10年ぶりに1割台になり、米国株(S&P500)と米国大手銀行を増やす。 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2020年3月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが今年の1月でサービス終了したため、コチラで確認しました。
12月時点の構成上位は以下の状況でした。

これが3月には金ETF(GLD,IAU)と米国長期債ETF(TLT)の比率を大きく増やしてきました。

金だけで15%ありまして、これは新興国株式のETF(VWO+EEM+IEMG)が合計と同じレベルです。
新興国+S&P500の比率が4割を切る
これまでS&P500 ETFと新興国株式ETFが中心でしたが、3月までの推移は以下の通り。


新興国+S&P500で4割を切りました。新興国に至っては10年前以来の低水準です。
新興国株式に関しては2019年までブラジル株中心に単一の国のETFを購入していましたが、ここに来てブラジル株ETF(EWZ)も減少。

ここに来てポートフォリオ内で比率が上昇しているのが適格社債ETFのLQDで、5%に迫りつつあります。

有事にシフトしてきた印象ですが、個人的に金は割高と疑ってるので、これがどう転ぶのか気になるところです。
ちなみにセクター別で見ると金融セクターにここまで偏重しています。

日本でもマイナス金利で銀行はダメージを受けていますが、アメリカでもマイナス金利の話が出ています。
その中でこれだけ投資をしているのが不思議に思うのですが、なにか考えがあるんでしょうかね?
このポートフォリオが今後3ヶ月でどう変るか?引き続きウオッチしていきたいと思います。


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