コロナウイルスからの回復者の比率は、国毎の経済回復への指標と見てよさそう
日本も正常化に向かっている週となりましたが、他の国でもスポーツイベントが無観客とはいえ再開されたりする国も増えてきました。
もちろん中国以外にもロシアとかイランとか数字があてになるのか?と思う国はありますけど、ひとまずは先進国で公表されてる数字は指標にしていいでしょう。
で、ヨーロッパなんかは経済再開してきてるけど、経済再開してる国の状況とかもデータから読み取れないかなと。
Googleは流石の対応で感染者のデータを検索結果でみれるようになってるのでそこから引っ張ってきました。
個人的に回復者が増えてきて経済再開となる指標となるのではないかと思いまして、5/23付けのデータから引っ張ってデータにしてみました。
感染者数から回復者数を比率にしてみる
感染者数はアメリカトップで、2番手はブラジル、ロシアと新興国の国が上昇中で、欧州の主要国も感染者数は多いです。
回復者数はイギリスとオランダのデータがないんですけど、それ以外の国は数値があるので以下の式で計算してみました。
回復者数/(感染者数-死亡者数)✕100
感染者数が1万超えてる国をチョイスして回復者の比率を計算したところ以下の通り。

左側から感染者数が多い国になります。
回復者の比率が高い国をチョイスすると以下の通り。
- 9割超え・・ドイツ、中国、スイス、アイルランド、オーストリア、デンマーク、韓国
- 8割超え・・イラン、イスラエル、日本
これを見るとスポーツ再開の話が出てきている国が回復者の比率が高いです。イランは第二波が起きてるようですけど・・
スペインやイタリアもサッカーの再開が話題になるのは回復者の比率が7割まで来てるからでしょうね。
逆にアメリカはまだ2割程度ですし、ノーガード戦法のスウェーデンなんかは2割未満。収束まで先は長そうです。
新興国で比率が低い国が目立つので世界的な流行の収束はまだ先でしょうね。
個人的にスイスとイスラエルのETFに投資してますけど、ヘルスケアセクターに偏重しているとはいえ回復するのが早いなぁと思ってましたが、回復者の比率の高さ見ると納得です。
世界経済的なもので見ると、やっぱりアメリカの回復者の比率が高まってくるといよいよ正常化に戻ると思うので、今後数カ月はこの数値に注目しておいて損はないでしょう。
ほんとはこういうデータをテレビなりでやるべきなんでしょうけど、そういう知識ある人は番組制作にいなさそうなので、せめて新聞や経済専門誌(日経や東洋経済のサイトはよくできているがもっとデータを載せて改善してほしい)には頑張っていただきたいです。


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