来月の夏のボーナスは株式全力だとポートフォリオのバランスが崩れそうなので、新興国債券(VWOB)の現状を見てみる
いよいよ夏のボーナスが見えてきたわけですが、3月のコロナショックで株価急落したときは、リバランスとして株式に100%いってもまだ株式の比率が理想から乖離した状況なんじゃないか?とすら考えました。
ただ、その後急速に株式が回復していて、今週は日米欧で大きく株価が上昇。
想像以上に株式が回復していて、大きく投資する来月も株式全力といくわけにはいかなくなりました。
とはいえ米国債券ETFあたりも過去最高値という状況下では、分散で投資はするもののこちらもこれまで通りの比率で投資はしたくないかなと。
その意味でREITと新興国債券にも散らそうかなと。
REITは底を追いかけると決めてますので、気になってるのは新興国債券の状況はどんなもんかなと。
ということで年初来のパフォーマンスと他の資産との相関性を調べてみました。
債券ETF(BND,LQD,BLV,TLT,JNK,IGOV,VWOB)の年初来のパフォーマンスではハイイールド債と新興国債券がマイナス
ということでまずは年初来どんなもんか?ということで、債券ETFのパフォーマンスを調べてみました。
左からBND(米国債券総合)、LQD(適格社債)、BLV(米国長期債)、TLT(米国超長期債)、JNK(ハイイールド債)、IGOV(米国外先進国債券)、VWOB(新興国債券)。

年初来でマイナスなのはJNK(ハイイールド債)とVWOB(新興国債券)。
一方、米国長期債ETFのBLVとTLTの上昇は大きなものがあります。
一方、値動きを細かく見てみると、マイナス20%までいったハイイールド債と新興国債券はその後の2ヶ月でかなり上昇。

各国の経済政策の影響が大きいでしょうね。
他の資産との相関性を見ると新興国債券はちょっと毛色が異なる
上記で確認したETFにVNQ(米国REIT)、VNQI(米国外REIT)、REET(グローバルREIT)を加えて、各ETFやS&P500との相関性をまとめたのが以下の図。

新興国債券のVWOBは個人的に守りの肝と思ってる米国債との相関性ゼロですし、BNDやS&P500と0.5くらいで動きも異なる。
米国外先進国債券や適格社債とやや相関性が高いですが、スパイス的に加えるなら悪くないかなと。
この結果をみると個人的にはある程度投資をしようかなと。
ただ、気になる点はあるわけで国別の比率。南米多いんですよね。もっと東アジアの比率高いかと思いましたが・・

そして気になるのは4月末時点でアルゼンチンが1.4%入ってますけど、今月デフォルトしました。
こういう場合って扱いどうなるのか気になるところです。
また、新興国からフロンティア扱いに降格とかになるんでしょうかね?


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