NASDAQ100指数連動のQQQは最高値を更新、テクノロジーセクターも最高値に接近
5日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は大幅上昇しました。
米雇用統計が市場予想に反して好調だったものですから、来月以降にその反対が起きて下がることもあるでしょうけど、相場に止まっているとこういう予測外の上昇にも遭遇できる可能性があるということなのかなと思いますね。
で、もしかして過去最高値更新してるんじゃないかと思ったNASDAQですが、ナスダック100指数に連動したETFのQQQは過去最高値更新しました。
地味にS&P500も年初来プラスに近づいてきました。
大きく投資する6月に入ってこれだけ上昇で困惑しておりますが、やはり株価が最高値から20%とか30%下がったときこそ投資の機会だということを実感させられる展開だと思います。
NASDAQ100指数が最高値となったわけですが、ではセクター(業種)別などで見てみるとどうなっているのか?
年初来プラスなのは、一般消費財、コミュニケーションサービス、テクノロジー、ヘルスケアの4つのセクター
セクター別で年初来のパフォーマンスをまとめますと以下の通り。
左からS&P500、一般消費財、コミュニケーション、テクノロジー、資本財、素材、エネルギー、生活必需品、ヘルスケア、公益事業、金融、不動産。

年初来プラスなのは、一般消費財、コミュニケーションサービス、テクノロジー、ヘルスケアの4つのセクターです。
それ以外も素材、生活必需品、公益事業、不動産も年初来プラスに迫ってきました。
資本財、金融、エネルギーの3つのセクターは相変わらず不調ですが、大分回復してます。
エネルギセータクーは一時マイナス60%近くまで下がっていましたし。
テクノロジーセクターも最高値に接近している
年初来からの値動きは以下の通りです。

ニューヨークでも数ヶ月ぶりに死者が出なかったなど、金融危機に至らずにアメリカは経済再開となって、金融セクターも復調しつつあります。
今後、ロックダウンの影響が金融関連にどれほど現れるのか読めない面もありますけど、リスク承知ならば賭ける価値もあるかもしれません。わたしは賭けませんが。
特筆すべきはNASDAQ100指数に続いて、テクノロジーセクターも最高値に接近しています。
アメリカのようなIT先進国だろうが、日本のように先進国なのにIT後進国と言われる国だろうが、今回のコロナウイルス感染拡大でITがより進化するのは間違いないでしょうから、テクノロジーセクターやNASDAQはそれだけ期待も集めやすいのでしょう。
新興国でコロナの感染者が大きく増えてるのを見ますと、アジア経済危機からのITバブルの韻を踏んでいないか?という疑念はどうしても拭えませんが・・
コロナ感染拡大の頃に企画された本がそろそろ出版される頃合いだと思うのですが、毎年のように本を出していていまだにマルクス主義を信奉している逆神の最新刊が先月発売されてました。
これはポジティブな方向に転ぶ可能性は結構高いかもしれません。


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