2020年上半期に読んだ本の中で、オススメしたい12冊を紹介
バタバタしまくった上半期が終わりました。
コロナ騒動の影響で図書館が1カ月半使えない状況になりましたので、2019年下半期は80冊を超えていたのも、60冊まで減少しました。
2019年下半期に読んだ本の中で、帰省のおともにオススメしたい11冊 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
下半期は仕事が一段落した夏場に一気に本を読みまくりまして、先週末時点で81冊読み終わりました。年末の帰省時分が含まれていませんが、結構ハイペースで読んだなと。...
もちろん図書館でタイトルだけ見て借りてなんだこりゃ?な本もありましたけど、そこ辺はブログ上から選別していってますね。
上半期が終わり、上半期読んだ本の振り返りと言うことで、個人的にオススメしたい本を12冊を紹介します。
勝ち組投資家になりたいなら統計を読め
6年前の本だったのですが、素直に読んでよかったと思える内容だったのでこれを上半期の1番手としました。
「人口関連」と「イノベーションのサイクルの5ステップ」と「人口動態から浮かび上がるイノベーション」は国ごとの投資にも役立つ内容だと思います。
個人的に以下の文言は忘れないようにしたいですね。
「増益率の上昇が期待できない時代に突入すればするほど、イノベーション気質が高く活力ある企業をつくり上げることができれば、生産性と利益率が低下しているその他の多くの企業との格差を広げることができるだろう」
無形資産が経済を支配する
無形資産の4つの特徴や価値が今後ますます上がることが解説してある本です。
奇しくもコロナの影響で不動産などの有形資産が今後影響を受ける中で、今後どういう働き方を企業は取り入れるのか?っていう点を考えるヒントにはなるんじゃないかと考えます。
今後の投資を行う上でも参考になりますし、とくにハイテク株に投資したい人にはオススメしたい一冊です。
経済危機でも武器になる初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略
投資手法としては数学や確率論を使った手法を取る山本氏の本。
長期投資思考ですし、書いてある内容も素直に納得できるもので、国内個別株にも投資をする人にオススメできる内容だと思います。
リスクとリターンの計算方法に関しては、投資手法が多少違っていても意識したいところです。
お金は「歴史」で儲けなさい
お金持ちの教科書の「5000万貯めると違う世界が見えてくる」という考え方も有名な加谷氏の文庫版です。
歴史は韻を踏むといいますが、歴史を通してみると、ある程度の法則性が見れることもあるので、自分で咀嚼して活かせるかを考えるというのは長期投資という意味では必要じゃないかと思いました。
日本における戦争と投資の関係は非常に興味深い内容でした。GDP10%以上戦争に費やすのは難しく、戦時中株価は国の介入で安定していたという点は、コロナの感染拡大が世界規模になった中で、同じことが言えるのではないかと思いますね。
身銭を切れ
タレブ節全開で全方位ぶった切ってる本。
個人的には「身銭を切る」ことの行為があらゆる方面で重要であるのは共感できましたね。
前著の反脆弱性と合わせて読むことをオススメしたいですね、通して読むと重要なことは「いじくりまわして身銭を切ってリスクを取れ!」ってことだと思います。
ビジネスエリートになるための 教養としての投資
農林中金バリューインベストメンツ株式会社CIO奥野氏の本。
「労働者の思想」から「投資家の思想」、投資は知の総合格闘技であるなどの言葉や、堀+長期投資の考え方で知性の高さがうかがえる本なので、個人的にはお気に入りです。
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
posted with ヨメレバ
ロルフ・ドベリ/安原 実津 サンマーク出版 2019年04月01日
膨大な研究結果をひもときながら、「よい人生」を送るための52の思考法を本書で明らかにしているのですが、読み終わったと、いろいろと心が落ち着いたというか、自分が不安に思ってる点とか割と多少は晴れ間が見えてきてすっきりした感じになります。
バフェット、マンガー、ハワード・マークスの言葉が載っていて、投資をする際のメンタルに役立つ項目多いですし、個人的には投資家にもオススメできる一冊だと考えます。
お金の減らし方
「お金の増やし方について書いてください」というリクエストなのに、本人曰く「森博嗣は、天下御免の天邪鬼であるから、当然真逆になることは予想ができたはずだ」という内容になっています。
個人的に趣味に対してどうお金を使うかということを考える上で、きっかけを与えてくれそうですし、人生を楽しくするヒントがあるかなと思いました。
FIRE最強の早期リタイア術
昨年末に出たFIREに続いて出てきたセミリタイア本。
夫婦で達成していて、それなりに稼ぎのある夫婦であることは留意する必要があるのですけど、FIREよりも身近に感じれる内容でした。
投資リターンと貯蓄率とリタイアまでの年数のグラフは特に印象に残りました。
父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
印象に残ったセミリタイア本その2。
現実的できつさのない手法ですし、本の中では「4%ルール」に基づいて3%~7%データが豊富なので、1つの指標としては参考にしたいですね。
アルファフォーミュラ
①定量的投資戦略、②行動ファイナンス、③第1原理(市場は上昇、下落、緊張状態の時期の戦略)に基づくポートフォリオの効果や前提が説明されている本です。
ライジングアセット戦略は株式や不動産など世界のリスク資産が上昇する時期にはそれらを買い、そうでないときは優良債権を買う戦略で、モメンタム株に投資している人間としては興味深いデータが載ってるので印象に残りました。
オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件
個人的にアニメも見ますので、アニメ・ゲーム関連の世界的な部分も含めた内容は面白かったですね。
ただ、これを読んだ後にコロナの世界的な拡大があったわけで、イベントで稼ぐという形を変えていく必要性がでてきました。
オタク関連は比較的ゲームショーがネットで中継されたりしてますけど、これをどう変えていくのかには注目したいですね。
オタク経済圏創世記を読んだが、アニメ・ゲームとスポーツの市場価値は今後更に上がると思う - 関東在住福岡人のまったり投資日記
アニメとゲームを大人になってもやってる人は・・という思想はわたしが小学生くらいの25年前頃はあったと思いますけど、2008年あたりを境目にいまではすっかり市民権を得たと思います。...
下半期も引き続きこれは!と思った本をブログを通して紹介できればと思います。


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