コロナショックの影響大なiシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ITA)の現状を確認してみた
SBI証券で買えないものをサクソバンク証券でサテライト枠として買う形で運用をしていますが、マイ・ウオッチリストに入れてて買ってないETFは数本あります。
DGROなんかはVIGと被ってるのでとりあえずウオッチ対象にしてるんですけど、買おうかと思ってたETFの一つにiシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ティッカー:ITA)があります。
iシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ITA)を調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
twitterで先日依頼を受けましたので以下の要望をSBI証券に出しておきました。このうちUSMV(米国株低ボラティリティ)とMTUM(米国株モメンタム)、バンガードのVYMIとVIGIは今年出たばかりで3月頃記事にした通りです。米国外高配当・連続増配株の記事:日本でも購入できるようにしてほしい。Vanguardが米国外高配当系株 ETF を公開 しかし、ITAはティッカー見た時点で何だったかわかりませんでした。...
パフォーマンスはS&P500を上回る時期があ続いていましたが、コロナショックでバフェットの航空株を売るような状態になってて組入れ企業の株価も下落しました。
ただ、個人的にこの後更に航空業界が影響を受けるかというと、ある程度は回復するんじゃないか?って気がするんですよね。
iシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ITA)のパフォーマンスと組入れ上位
iシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ITA)の組入れ上位10社を見るとボーイングが2割、レイセオン、ロッキード・マーチンと続きます。

ボーイングは70%以上のマイナスになっても組入れトップな訳ですが、当然今年のパフォーマンスはS&P500に大きく劣後。

ボーイング、レイセオン、ロッキード・マーチンの今年のパフォーマンス見ると、ボーイングが足引っ張っていて、ロッキード・マーチンは踏みとどまってる感じです。

設定来で見るとITAのパフォーマンスは圧倒的
ITAは今年ダメだなぁとなるわけですが、期間を過去10年に延ばしてみると、コロナショックの影響の大きさが一目でわかります。

暴落してもまだS&P500と互角レベルです。
さらにITA設定の2003年まで伸ばすと以下のようにまだ大きくS&P500を上回ってるんですね。

ボーイングは心配だが、航空業界もある程度は元に戻るのでは?
ボーイングが心配な状況ですし、余談は許さないとは思います。
ただ、帰省や出張で飛行機を使わざる得ない人間からすると、ある程度は元に戻るかと。
もちろんリモートワークが世界中に広まってビジネス面での移動とかは影響を受けるでしょうが、ITAは宇宙・防衛関連企業にも投資しますので、その点でもポジティブかと。
ただ、ボーイングの比率が高いのでその点はネックですが。
個人的にITAに関しては9月まで状況を見つつ、逆張り的に投資を検討しようかなと考えています。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- 「年100回配当」投資術で紹介されていたプロシェアーズS&P 500配当貴族ETF(NOBL)
- サクソバンク証券から「個人情報流出についての重要なお知らせ」のメールが来ていた
- コロナショックの影響大なiシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF (ITA)の現状を確認してみた
- 2020年上半期の米国市場のETFの動向を見ると、適格社債(LQD)や金(GLD)が目立つが流入トップはVOO
- グロース(VUG)とモメンタム(MTUM)がプラスで、バリュー、高配当、小型株が冴えなかった2020年上半期