バンガード・米国増配株式ETF(VIG)を1年前と比較すると、ウォルマートの比率が上昇している
わたしは比較的ディフェンシブな投資を好んでおりますので、株式への投資でコアになっているのがバンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)です。
セクターの構成とかポートフォリオの上位でわたしが好んで選好したいと思ってる企業が多組入れられてたりしますし、リーマンショック時のパフォーマンスを見てもS&P500よりも下落耐性があり、長期投資向けだと考えるからです。
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バンガード・米国増配株式ETF(VIG) セクター別比率
まずセクター別比率を見てみましょう。

10%を超えてるセクターが6つもあり比較的偏りは小さくなっています。
エネルギーセクターに関しては相変わらず徹底排除を貫いています。

上記の前年と比較すると、生活必需品(Consumer Goods)、一般消費財(Consumer Services)、ヘルスケア(Health Care)、テクノロジー(Technology)の比率が上昇して、資本財(Industrials)の比率が大きく減ったのが特徴です。
資本財はコロナショックの影響をもろに受けたから減ってるのはあるでしょう。
バンガード・米国増配株式ETF(VIG) おもな構成企業
次に構成上位の企業を見てみましょう。

マイクロソフトがトップなのは1年で変化なしですが、2番手から5番手は前年から順位が変化。
ビザの順位が5番目に下がって、上昇したのがウォルマートとジョンソン&ジョンソン。2社はコロナの影響が確かに小さそうな印象があります。
6番目以降は前年と入れ替わりましたが、前年組入れ上位だったコムキャスト、マクドナルド、アボット、メドトロニック、ユニオン・パシフィックはこの1年で比率が下がっていますが、ポートフォリオに組入れられてます。
バンガード・米国増配株式ETF(VIG)をS&P500や高配当株ETFと比較
最後にS&P500とバンガードの高配当株ETF(VYM)と比較してみました。

VIGはここ2ヶ月くらいでS&P500においてかれてますがプラスです。
ちなみに過去5年で見てみましたが、S&P500とあまり差はなし。

ここ5年で見るとVYMの一人負けが去年あたりから続いているなという印象です。
個人的にはアダプティブ・マーケットを読んでインデックス投資でもリスク管理が重要という意見は今後さらに重要になるという意見に強く賛同します。資産同士の結びつきはかなり強くなっていますし。
となるとある程度はリスク管理という意味で、クオリティとか増配といったファクターが1つのキーにはなると考えているので、引き続きVIGをコアとして投資を行いたいと考えています。


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