アフターコロナで注意したい点を歴史から考えてみる
通院やら私用やら年休で休んだ日はあったのですけど、それはやらなければならないことがあってバタバタしたものでしたので、なかなかゆっくりできませんでした。
なので4連休はほんとゆっくりできた感じがって、一休みできた感がありました。
比較的のんびりしていたのですが、以下のtweetを読んだときは投資をする上で配慮したいなという気持ちを持ちましたね。
現状の相場は、確かに急回復過ぎるという警戒感はあるのですけど、これからワクチンが開発されて経済がさらに正常化するというプラス面が大きいので楽観的な考えも増えてきてるかと思うんですよね。我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ
— 長期株式投資 (@budoukamail) July 23, 2020
バフェットの言葉だが、ここ半年の楽観→悲観→楽観の移ろいは上記の証左かな
諸行無常 盛者必衰
驕れる者久しからず
長期投資家は謙虚に相場と向き合い、生き残る事を最優先としたい
10年も続ければ、それだけで立派なものだ
ただ、歴史的に考えるとどうなのか?と思いまして、コロナショック後を考えると、注意しなければならない点はあるかと考えます。
日本の戦時中株価は国の介入で安定していた状況に世界中がなりつつある
加谷珪一氏の「お金は「歴史」で儲けなさい」に書かれていたのですが、「日本の第2次世界大戦中の株価は国の介入で安定していた」という点があります。
その後、預金封鎖やらあったわけですが、当時の植民地政策が残っていた時代であることを無視していたずらに煽るのはどうかと思いますし、同じことできるわけがないと考えます。
とはいえ、経済政策的には「戦時中株価は国の介入で安定していた」という点に関しては、コロナショック後株価がある程度戻したのはアメリカ、中国、日本、欧州共通項と言えるでしょう。
もちろんコロナショックに関しては不安感がピークになって一気に下がった側面もありますが。
で、カンチュンドさんが書いてた記憶があるのですけど、「政府が支出を増やせば必ず、資産価格は上昇する。米国では株価が上昇しているが、中国では住宅価格だけが急上昇を続ける」というのは歴史的に見ると次のバブルの火種とも言えるのかなと。
その意味で個人的には警戒が必要かなと考えるのは以下の3点ですね。
- 米国市場のハイテク関連(NASDAQ)
- 中国の不動産価格
- 政策が変りつつある欧州
あまり気にしてる人がいない点で個人的に引っかかってるのが欧州なんですよね。
これまで緊縮を要求していたドイツがやや意見を変えつつあるように見えるのですけど、ただユーロという足かせがある中でそれをやって後々問題が出かねないリスクはあるかと。
過小評価されすぎ感が欧州株にはありますが、その意味でユーロ圏だと怖さも兼ね備えてることは留意したいと考えています。
コロナウイルスはいまのところスペイン風邪とSARSを足して割ったような印象
ともあれアフターコロナを考える上で、コロナウイルスはどうなのか?という話は避けて通れないでしょう。
日本やアメリカで感染者数が増え始めてますが、個人的にはスペイン風邪とSARSを足して割ったような印象です。
とくに気になるのがアメリカでも死亡者数が減っていて、これは重傷者数が激減している欧州や日本でも同じ傾向。
治療法が確率されつつあるんでしょうけど、夏になってウイルスが弱ってる(やっぱり暑さに弱い?)って可能性あるかと思います。
これがスペイン風邪のように秋から冬にかけて1年おきに第2波、3波となるか、SARSのように1年ちょっとで終息宣言となるかは微妙ではありますけど、現状はどちらに転ぶか半々じゃないかと。
ワクチンに関してはWHOは立場的に副作用があるので慎重ですが、アビガンのように認可なしでも治療法としてガンガン使われるようになるのでは?と見てます。
なのでテレビは煽り続けるかもしれませんが、データは感染者数以外だけでなく年齢分布や地域の分布、重傷者数や死亡者の年齢なども細かく自分で見て考えるしかないでしょう。
例えば東京都はまとめて23区外含めて感染者の推移を公開すべきと思いますけどね。
楽観しすぎるのもどうかと思いますが、必要以上に不安にならないのも必要なのかなといまは考えています。
やることはマスクする、遠出や長時間同じ場所にいるのを避ける、手洗いうがい徹底でインフルエンザ流行時と同じ対策するってことだと思います。


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