「年100回配当」投資術で紹介されていたインベスコの米国増配株式ETF(PFM)
10-11-12システムに基づいて増配銘柄に投資する「年100回配当」投資術で紹介されていた、プロシェアーズS&P 500配当貴族ETF(NOBL)に関して先日紹介しました。
「年100回配当」投資術で紹介されていたプロシェアーズS&P 500配当貴族ETF(NOBL) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
10-11-12システムに基づいて増配銘柄に投資する「年100回配当」投資術に関して先日紹介しましたが、本の中では増配重視のETFも紹介されていました。ただ、この本は今年出版されたとはいえ、書かれた内容を見るとアメリカで出版されたのは2015年。...
その中で、「インベスコ・ディビデンド・アチーバーズETF(ティッカー:PFM)」はVIGと同じ配当アチーバーズ(10年以上増配)に連動していて、類似ETFといえそうな存在でした。
そんなPFMの中身はどうなってるのか?調べてみました。
インベスコ・ディビデンド・アチーバーズETF(PFM)概要
インベスコ・ディビデンド・アチーバーズETF(ティッカー:PFM)は0年以上連続で年間配当が増加した米国企業を保有するNASDAQ US Broad Dividend Achievers Indexに連動していて、四半期ごとに調整&毎年3月に再編成を行います。
経費率は0.54%と高く、資産規模は3.7億ドル程度。ただし、運用期間は10年を超えるETFです。
セクターは比較的分散されていて、VIGと異なりエネルギーセクターも一定比率組入れられています。

ETFの組入れ上位の顔ぶれは米国株に投資をしている人ならばおなじみの面子がならんでいます。

じゃあVIGとの違いは何かというと以下のファクターで見る限り配当性向が強い。

これはエネルギーセクターの組入れられてることにも関係していますが、「NASDAQ US Broad Dividend Achievers Index」はREITやマスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)が含まれるためです。
バンガードのVIGと比較してみると
では、VIGとの比較をまとめると以下の通り。

コストも資産規模も段違いという感じですね。
次に赤のPFMとS&P500(緑)とVIG(青)のパフォーマンスを比較してみました。

過去1年で見ますと、PFMもプラスではありますが、VIGやS&P500に劣っています。

PFM設定来の過去14年程度だとVIGとの差は広がりました。
エネルギーセクターとREITの組入れがそこまで高いようには見えませんが、ここまで差が出るとは思いませんでした。
資産規模がここまで大きくなってないのはコストとパフォーマンスでVIGに負けてますし、配当も2.3%程度なのが要因でしょうね。
ちなみに他にもインベスコのETFで近いスタンスのものを見つけたので、それも今後紹介してみようと考えています。


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