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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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投資関連本

現代経済学の直観的方法は資本主義や仮想通貨の本質がつかめる一冊

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わたしは大学が理系で、1年とか2年の基礎過程もいろいろと物理や科学的な基礎科目の講義を受けてました。

基礎科目のときに教授がブルーバックスとか読む意識でやってほしい。とくに長沼伸一郎がいいぞ的な話をしていたのを覚えてます。

基本的に大学生ですのでなんとか単位を取れればというスタンスでしたし、それが大勢だったと思いますが、教授のいうことを少しでも聞いて知識を蓄えておくと先々役立つこともあるということを15年以上前のわたしに伝えたいですね。

さて、その長沼氏が書いた「現代経済学の直感的方法」が話題になってたので購入して読みました。


「日本の歴史を振り返って眺めると、そこでは国の針路が行き詰まった大きな転換の時に、一種『理数系武士団』というべき一群の人々がまとまって現れ、それが歴史を動かすという光景がしばしば見られていた」というその思いで20年がかりで執筆されたものですが、内容が重いことはない。

むしろ経済学を知らない人にもきっかけなるように、鉄道のイメージで金融を説明したりとわかりやすく直観的に理解できるように書かれていました。

個人的に印象に残ったのは以下の3点ですね。

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資本主義や貨幣、インフレ・デフレのメカニズム


1章から9章まで以下の構成になっています。

    第1章 資本主義はなぜ止まれないのか
    第2章 農業経済はなぜ敗退するのか
    第3章 インフレとデフレのメカニズム
    第4章 貿易はなぜ拡大するのか
    第5章 ケインズ経済学とは何だったのか
    第6章 貨幣はなぜ増殖するのか
    第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか
    第8章 仮想通貨とブロックチェーン
    第9章 資本主義の将来はどこへ向かうのか

どの章もわかりやすいですし、貿易やデフレとインフレ、資本主義のメカニズムの図もなるほどといえるものです。

6章以降は貨幣の基軸通貨の話になるわけですが、モンゴルやイングランドの事例を出しつつ、「ドルは核兵器で「磁化」された世界通貨」という表現は的を得ています。

同時にケインズ経済学と対称的なアダム・スミスの「市場に任せておけば経済はうまくいく」的な思想に関しては、根底にニュートンの影響を受けていて、天体力学の影響が大きいというのもなるほどなと思いましたね。

金本位制と仮想通貨


金価格が上昇しているこの時期に6章の貨幣はなぜ増殖するのかの中で、金本位制の弱点が書かれていて、その後の8章の仮想通貨とブロックチェーンまで内容としてリンクされています。

その中で、ビットコインと金本位制は類似の面があって、ビットコインは金と同じ壁に当たるというのは納得させられるものでした。

すなわち今のビットコインの価格が上昇しているのも金本位制と似ている面があるという点になるのかなと。

なのでビットコイン自体が金のようになる可能性はあるかもしれませんが、既存の通貨に取って代わる物でもないという意見にも同意です。

個人的に仮想通貨を持ち上げる人はアダム・スミスの考え(政府による介入を嫌う)や金本位制支持者が多いと書かれてたのも、確かにそういう人をセミリタイア系ブログで見かけた記憶がありますし。

ブロックチェーンの改ざん防止の仕組みの説明もわかりやすく、仮想通貨関連に興味がある人も8章は必読でしょう。

人間の長期的願望は短期的願望に縮退する


最後の9章で資本主義の将来についてまとめられていますが、その中で「縮退」という概念を使って説明しているのも印象に残りました。

全体としては拡大しているのだが、伝統社会が保っていたバランスが壊れ、末端は壊死しているような状態で、大企業ばかりが生き残り、地方はシャッター商店街のような事象ですね。

この縮退が進行して希少性が低い状態に移行すると金銭的な富が引き出さされてる現状の問題を指摘しています。

そして、縮退が起きる理由は人々の願望にどんどん短期的に応えることによって、勝者が繁栄して以前よりも多くの富が引き出されてるとのこと。

現在の世界経済ではその流れが縮退することで、狭い金融市場の中だけで投機のために回る状態になってしまっています。実体経済にマネーが回らず、ますます格差が拡大してしまいます。

これにコロナが合わさっていま不安定な状況ですが、縮退の少ないようにつくられた伝統的な制度は一種の「資源」であるため、ある程度の幅で縮退を許容しつつも、バランスを取るということが大事なのではないかと読んでいて考えました。

ともあれ投資をやる上でも、経済を学面でも直感的にわかるように解説されていて、投資をする人にも経済学を学びたい人にも読んで欲しい一冊です。

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