バンガード・米国ヘルスケア・セクター ETF(VHT)が200ドル突破してたので、コロナショック前を超えてるセクターがどれくらいあるか調べてみた
月の初めにポートフォリオの集計をやってるわけですが、7月終了時点で集計していて驚いたのはヘルスケアセクターの伸び。
とくにバンガード・米国ヘルスケア・セクター ETF(ティッカー:VHT)はいつの間にか200ドルを突破。
個人的に半期毎に買い付けてるETFですが、200ドルとなりますと上がったなぁと。
前回大統領選挙のあった4年前なんかは、ヒラリー・クリントンの政策の影響でかなり下がっていたのが懐かしい状況です。
そして、いま資産が増えたのはそのタイミングで投資できたのが大きいかと思います。
さて、ヘルスケアセクターETFのVHT見てて、コロナショック前の最高値更新したセクター別ETFはどれくらいあるのかなと。
生活必需品セクターのVDCも過去最高値じゃないか?と思えるレベルまで来てましたし。
ということで調べてみたら、4つのセクターが超えてますが、コロナショック前を超えそうなセクターもちらほら見えてきていました。
バンガードの米国株セクターETFのパフォーマンス
バンガードのセクター別ETFは以下の10本となります。
バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF(VCR)
バンガード・米国通信サービス・セクターETF(VOX)
バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)
バンガード・米国素材セクターETF(VAW)
バンガード・米国エネルギー・セクターETF(VDE)
バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)
バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)
バンガード・米国金融セクターETF(VFH)
この10本の1月中旬からのパフォーマンスを見ると以下の通り。

プラス圏のETFは結構あるのですが、緑のテクノロジー、赤の一般消費、紫のヘルスケア、青の通信セクターの4つのセクターはコロナショック後に最高値を更新しています。
一方、エネルギー、金融、資本財、公益事業に関してはコロナショック前がまだ遠い状況です。
コロナショック前を超える寸前の生活必需品セクター(VDC)と超えそうな気配になってきた素材セクター(VAW)
上記に上げたセクターは8つなのですが、コロナショック前を超えそうなセクターが2つありまして、生活必需品セクター(VDC)と素材セクター(VAW)です。
この2つのセクターをピックアップしてみたのが以下の図。

青の生活必需品はほんとにもう少しというところまで来ています。
ディフェンシブセクターとはいえ大きな下落時に逆相関とは生きませんけど、下落耐性はありそれなりのパフォーマンスであるならば評価していいんじゃないかと思いますし、組入れてリスク下げるのに使えるなと思います。
一方、赤の素材セクターは直近1年だと最高値なのですが、一番良かったのは2018年2月の小型株が大きく下がった時期。
ここに来て中国などの景気も光が見え始めた影響か、回復してきています。
原油価格が反発するとまた株価が下がる可能性もありますけど、炭素繊維複合材とか繊維・金属製品・化学あたりの需要はあるでしょうから、素材セクターもコロナショック前超える可能性が結構あると見ています。
景気の循環の影響は受けますので、このままゆっくりでも景気の底をぬけれれば・・という条件もつくかもしれませんが。
ともあれあれだけ悲観的だった3月中旬から半年も経ってないのに、半分のセクターがコロナショック前を超えそうな状況。
いかに悲観的な状況でも投資を止めずに投資を続けることの重要さがわかる事象ではないかと考えます。


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