コロナショック後、ESG投資ETF(SUSA,ESGV)のパフォーマンスがいい
「限界費用ゼロ社会」を読みまして、SDGsに関する本もいくつか読もうということで数冊読んでみたんですが、「SDGs超入門」という軽い本をパラパラめくっていて気になる記載がありました。
それはESG投資のデータなのですが、ESG投資のMSCIの指数が米国外先進国に投資するEAFEの指数を上回っているというもの。

この比較だと日本株はまぁわからなくもないけど、米国株のESG投資の指数と比較するのはどうなのかとも思わなくもない。
じゃあ、コロナショックの急落もあったわけだから、実際のところどうよと調べてみたところ、ESG投資がS&P500上回ってるんですね。
過去10年などでは劣るESG投資ETF(SUSA)も過去1年や5年だとS&P500を上回る
iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF(ティッカー:SUSA)というETFは途中ティッカーコードがSUSAに変わりながらも、15年近くの運用実績のあるETFです。
これを直近1年でS&P500と比較するとアウトパフォームしていて、コロナショック前を超えています。

さすがに過去10年とかだとS&P500に負けてるのですけど、過去5年でも上回るようになってるんですね。

要因としてはアップル、マイクロソフト、Googleが組み入れ上位に来ているのもあるでしょう。

セクターの割合見てもテクノロジーやヘルスケアの比重が高く、コロナショックで功を奏した感は否めません。

ただ、世の中的にも政策的にもESG投資に舵を切っていく方向になりそうですから、それを満たす企業に投資をするというファクターも考えないといけない時代が来る可能性は頭の片隅に入れておきたいですね。
実際に、ブラックロックが9番目に組み入れられてるの見ると、ETFの銘柄選定にも考慮されそうですし。
バンガードの米国株ESG投資ETF(ESGV)も同様にS&P500を上回る
ちなみにバンガードは2018年にESG投資するETFを設定したわけですが、設定来で見てもiシェアーズのETFと同様にS&P500を上回ってます。

4年か5年前調べたときはパフォーマンスは微妙だったのですけど、傾向が変わりつつあるような気もするので、米国外の株式も含めてちょっとアンテナを張ってみようかなと考えています。


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