くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話
個人的に投資の本は人が勧めているものを読むことが結構あります。
もちろん自分でアンテナ張ってパンローリングとか東洋経済の書籍のサイトは1か月に1回くらい見たりしますけど、それだけじゃカバーしきれないですし。
「現代の資本家」K.の株式投資録: WELL ALARMED, WELL SURPRISED - 書籍『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』の紹介-
A heart that’s full up like a landfill A job that slowly kills you Bruises that won’t heal RADIOHEAD 『 No Surprises 』以下緑色の文章は同Songの歌詞...
著者のヤマザキOKコンピュータ氏は1988年生まれの投資家・文筆家・ウェブメディア運営者で、バンド活動しながらライブハウスで働いた経験などを元に、パンクの視点からお金を考えてまとめたのがこの本になります。
心身ともに健康的だと思われるお金の使い方に対する考え方を学べる本で、これはいい本だし若い人ほど読んでほしいなと思わせるものでした。
日々の買い物や投資だって、同じくらい重要だ
投資の本なので投資をしようという話中心になりそうですが、さすがにパンクロックをやってるだけあって思想もちょっと変わってます。
ただ、以下の考えはなるほどなと思いました。
緊急事態宣言があって買い物に行ける範囲が限定されたときに、スーパーやドラッグストア、コンビニのありがたさが身に染みてわかったんですよね。世の中を変えたいならば、選挙や政治について考えることも重要だけど、それだけじゃない。日々の買い物や投資だって、同じくらい重要だ。お金の使い方や働き方、あとは暮らし方を自分でカスタマイズしてベストを尽くせば、なにもしない未来よりは明るい未来が作られていくはず。
その意味で消費が明らかに落ち込んでいる今こそ、日々の買い物も重要なんじゃないかと思うようになりました。
好きなお店で感染対策取りながらも食べる、買うってことはやっていかないといけないなと考えさせてくれる言葉だなと。
投資をする目的は人生を可能な限り気持ちよく楽しく生きていくこと
個人的にここ数年節約→投資の流れを加速させてきましたが、以下の言葉は響くものがありました。
資産増えてきて多少はお金にゆとりが見えてきてはいるので、「人生を可能な限り気持ちよく楽しく生きる」って大事だよなと。くそつまらない未来を変えるために投資が使えるとしても、俺たちの目的は限られた人生を可能な限り気持ちよく楽しく生きていくことであって、くそつまらない未来を変えること自体が目的なわけではない。
自分なりにゴールとなりそうな資産額はあって、そこを目指して仕事の辛さに耐えてきたわけですが、この一文読んで別の考えもありなのかなと。
ある意味自分のストレス源の99.9%は仕事からくるものですから、そこを徐々に変えていくのも必要かなと考えました。
投資に関しても以下の考えって重要だなと。
結局、youtuberとかでも投資を薦めるようなよのなかになってきたわけですけど、最後に行き着くのはこういう考えかなと思いました。俺は自分の生き方も、お金の運用先も、できる限りのことを自分で考えていきたいと考えている。そのために投資は欠かせないツールのひとつだ。自分のお金の流れる先を自分で決めるという行為は人格そのものに直結していて、たとえ損が出たとしても自分で決めたことなら文句はない。
投資関連の洋書のように知性的な文章ではありません。
ただ、ヤマサキ氏自身の言葉で整理して書かれた文章は非常に共感できるものが多かったです。
とくに20代30代前半の人にはオススメしたい本です。


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