レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、金ETF(GLD,IAU)と中国株の比率をさらに高める
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
3月時点のポートフォリオではS&P500 ETFを増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してコロナショックでどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、金ETF(GLD,IAU)と米国長期債ETF(TLT)の比率を増やしリスク回避が鮮明に - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2020年6月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが今年の1月でサービス終了したため、コチラで確認しました。
3月時点の構成上位は以下の状況でした。

金ETF(GLD,IAU)と米国長期債ETF(TLT)の比率を大きく増やしていました。
そこから3か月経過して株価もだいぶ回復してきた中で、ポートフォリオがどう変わったかというと金ETFの比率がさらに上昇。

S&P500と中国株絡みの比率の上昇も目立っています。そして、米国債ETFやブラジル株ETFが上位から消えています。
かねてから発言しているように、アメリカと中国両方に賭けるということなんでしょう。
新興国は中国株に移行し、S&P500の比率は高まる
これまでS&P500 ETFと新興国株式ETFが中心でしたが、6月までの推移は以下の通り。


S&P500ETFの比率は上昇しましたが、新興国株ETF3本の合計は10%切りました。
その分アリババと中国株ETF(FXIとMCHI)が9%くらい増えてます。
なお3月時点では米国債のTLTとLQDだけで10%程度を占めていましたが、TLTは完全に上位から消えて、LQDも比率が2%程度に半減。
長期債よりも社債という方針なんでしょうね。
ちなみにセクター別の比率で見ると相変わらず金融の比率が高い。

一般消費財の比率が高いのはアリババの比率が高まったのが要因でしょう。
先月以下のようにブリッジウォーター内部でも色々と問題がおきてるようなニュースもちらほら見かけるようになってきました。
【短信】ブリッジウォーターの苦戦 – The Financial Pointer®
レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエイツについて、最近いくつか苦戦を思わせる噂が聞こえている。


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