2030年の第4次産業革命で面白そうな日本とドイツの企業
投資をする上で、インダストリー4.0やソサエティー5.0の流れは重要と考えていて、関連する書籍をぼちぼち読んでいます。
その中で、最近読んだのが「2030年の第4次産業革命」です。
著者の尾木蔵人氏は三菱UFJリサーチ&コンサルティング国際アドバイザリー事業部副部長で、ドイツやオーストリア、ポーランドに駐在経験があり、ドイツとの関わりも深い人です。
アメリカやドイツ、中国の最先端企業のデジタルへの挑戦が生々しく紹介されていて、第4次産業革命という時代を事例とともにわかりやすく解説していてよかったです。
その中で、米中独日の4カ国の注目企業が上げられていて、アメリカはアマゾン、マイクロソフト、テスラ、中国はアリババ、テンセント、ディディなわけですけど、日本とドイツの企業も悪くないなと思ったんですね。
日本のデンソー、ファーストリテイリング(ユニクロ)
日本では以下の3社の取り組みが上げられていました。
- デンソー
- ヤマザキマザック
- ファーストリテイリング(ユニクロ)
ヤマザキマザックもいい会社だなと思いましたけど、デンソーとファーストリテイリングの取り組み読むとこの2社は強いなと。
とくにデンソーはMaaSにも関わりありますし、東京ベイエリアにデジタル拠点を作ってるのみると面白いかなと。
世界の主要なカーメーカーに幅広い製品を供給するメガサプライヤー的存在ですし。
ファーストリテイリング(ユニクロ)に関しては、5年前くらいのイメージから服とかも変えてきてますし、コロナで自宅で仕事となりますと、もう服ユニクロでいいんじゃないかってなる人多いと思うんですよね。
それに加えてSDGsの取り組みちゃんとやってる感が店舗行くとわかるんですよね。
グーグル系のクラウド企業とも連携しているようですし、激変しそうなアパレル業界で新しいことを生み出す可能性は高いかなと考えます。
国内個別株をやるつもりはないですけど、投資対象にしていいかと思う2社です。
ドイツのアディダス、ボッシュ、シーメンス
ドイツに関しては以下の4社が上げられてました。
- アディダス
- ボッシュ
- シーメンス
- フォルクスワーゲン
個人的にはアディダス、ボッシュ、シーメンスかなと。
アディダスは3Dプリンタのスマート工場、カスタマイズ生産を見るとNIKEに対抗できるならこの会社じゃないかと。
ボッシュはデンソーが自動車部品業界で3位ですけど、1位はボッシュですし、センサービジネスも強み持ってるのはいいと思いました。
あとシーメンスは製造会社から情報通信、電力関連、交通、医療、防衛、生産設備、家電製品の製造から、システム・ソリューション事業までやってます(世界トップ10のソフトウェアメーカーでもある)。
MaaS関連で来る可能性はあるでしょう。
個人的にはこれにSAPを加えたドイツの4社は注目していています。
いまのところ米国外への投資の比率はじりじり高めるという方針なので、VIGIやVYMIだけでなく、欧州の個別株への挑戦も選択肢の一つとして検討したいと考えています。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
