BLVやTLTといった米国長期債ETFはいまのところ8月初めにピークアウトか?
木曜日に米国株は大きく下げる展開になりまして、金曜日の夜も結構下がってました。
27000ドル台まで逆流したような感じだったので、配当再投資分を成行で注文したのですが、朝起きたら思ったより下がってない。
とはいえ上昇にいったんブレーキがかかった形になりました。流石に急激な回復とハイテク株にイキる人たちがちらほら現れた状況では、こういう急落もあるのかなという印象です。
ハイテク株の上昇ばかりが目立つ状況ではありますが、もう1点気になる傾向として考えるので、過去最高値を更新し続けた債券ETFの価格がピークアウトした感じがするんですね。
世界的に株高で資産は増えたが、債券はピークアウトの気配?2020年8月終了時点ポートフォリオ&資産状況 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
メンタル面の不調が半月ぐらい続いたのですが、ようやく復調傾向になってきました。いろいろとストレスたまった結果と働き過ぎた後のバーンアウト的な感じになってる面が大きいと思うんですよね。...
逆張り的に投資したくなる性分ですので、いまなら騒がれてない資産に・・と考えてしまいます。
ということで米国債の現時点の状況を整理してみました。
長期債はピークアウトの傾向を示している
主な債券ETF4本(赤:BND、青:LQD、緑:BLV、桃:TLT)でBLVとTLTの長期債、適格社債のLQD、米国債券総合のBNDで直近のパフォーマンスは以下の通り。

8/4頃がピークでその後はジリジリ差が率ある傾向です。
とくにボラティリティ高めな長期債ほどピークから結構下がってきています。
もちろん木曜の急落で若干戻してはいますが、長期債はピークアウトした感じはあります。
個人的にはBNDがもっと下がってるかと思ってましたが、まだ88ドル台。
もう少し下がってくれてると12月に株式の比率が高まりすぎていたら、ボラティリティの低いBND使ってリバランスを考えていたんですけどね。
米国債の10年、30年金利の推移
米国債の10年、30年の推移を見ても、8月初めからは傾向は変りつつあるかなという状況。


とはいえ株価の上昇が加速してますので、どこかで株価下落するとどうなるかという懸念点はあります。
例年の傾向通り9月ぐらいから年末にかけて株価上昇ならば、年末までに債券に投資かなといまはぼんやり考えている感じです。
誰も騒いでないところに投資をしておいた方がいいかなという空気を感じてますので。
分散の意味も考えて、米国外債券や新興国債券を見てみましたが、直近1年見たら米国債と相関性高そうなので投資する気にはなれず。

金は債券以上に近づきたくないと考えてるので、どうしたものかといろいろと考える時期は続きそうです。
ともあれ炭鉱のカナリアである金利がこの後どう動くかは、株式にもそれ以外の資産にも影響を与えるだけに、状況をウオッチし続けたいといまは考えています。


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