エネルギーセクターETF(IXC)は15年前の水準まで下がる。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2020年9月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
欧州株のVGKも回復傾向が顕著。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2020年8月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。...
債券のETF
- TLT(長期債) BUY
LQD(投資適格社債) BUY
BND(米国債券) BUY
JNK(ジャンク債) BUY→SELL
BLV(米国長期債券) BUY
VCLT(米国長期社債) BUY
EDV(超長期米国債) BUY
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) SELL
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) BUY
IXC(世界エネルギー) SELL
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) SELL
VYM(高配当) SELL
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY
VB(米国小型株) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) SELL
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
SPDR ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK)がSELLに変わりましたが、それ以外は価格が下がっているもののBUYを維持という結果になりました。
12月に投資するときにリバランスも視野に入れているわけですが、債券ETFは軒並み前月から横倍。
もう少し下がってくれれば・・と考えていますけど、それが無理ならリバランスはまた違った形になるかなと色々と策を練っております。
株価は全般的に8月末から下がったという感じでしたけど、ちょっと下げ方が悪い意味で目立つのがグローバルエネルギーセクターのIXC。

元々冴えない時期が続いているのですが、コロナショックで急落。
その後、多少は持ち直したもののサウジが原油販売価格を引き下げたりして、ここに来てまた原油価格が下落。
バクー油田のあるアゼルバイジャンが元々仲の悪かったアルメニアとドンパチやり始めた上に、ロシアやイラン、トルコあたりを巻き込んできな臭くなってきました。
15年前と同じ水準まで下がってますが、直近10年で車の需要が下がる中、どうなるかというと余り先は明るくないように見えます。
ただ、ここまで下がると流石に下がりすぎと思うところはあるので、エネルギーセクターを一定組入れてるHDVでエクソンモービルやらシェブロンに投資をする形で逆張り的にやっていければと考えています。
気になる点はESGに関してはブラックロックも言及しているので、それが取り入れられてHDVから除外とかになっても困るんですけどね・・
アゼルバイジャンの話に戻りますが、2年前は以下のように第二のドバイとまで言われてましたけど、今回の件でどうなってるのか気になるところです。


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