中国抜き新興国株式ETF(EMXC)について調べてみた
先月末に新興国の固有企業に関して調べたのですが、リーマンショック後冴えない新興国ですが、固有企業除外だとパフォーマンスが改善する傾向がありました。
主な新興国ETFの国有企業の割合を調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
新興国がリーマンショック後いまひとつ冴えないわけですが、国有企業が足を引っ張っているという話の以下の2記事を見ました。
最近レイ・ダリオが中国株に関して高評価なことを言ってたのを見たのですけど、だったら逆に中国抜きだとどうなのかなと。
いろいろと防衛とか考えますと中国抜きというのはそれなりに需要がありそうですし。
ということで中国抜きの新興国ETFについて調べてみました。
中国抜きの新興国ETF
中国抜きの新興国ETFは以下の4本です。

意外とコスト安いと思う一方で、台湾が4分の1くらいしめています。
ちなみになみにFRDMは人権とか言論の自由重視とかさらに条件絞っているようです。
コスト的にも資産の規模的にもiシェアーズのEMXCが抜けてますので、バンガードの新興国ETF(VWO)とパフォーマンス比較すると以下の通り。


過去1年、3年ともにVWOの方がパフォーマンスいいです。
コロナショック後にパフォーマンスの差は開いてる感じですね。
中国抜きの新興国株ETF(EMXC)の構成比率
EMXCの国別の比率を見ますと、台湾、韓国、インドで半分以上を占めています。

アジアの国が多い印象ですね。
ちなみに構成上位はサムソンやら台湾セミコンダクタになるわけですが、どういうわけか組み入れトップはINDAというiシェアーズのインド株式ETF(INDA)。

わざわざETFにしているのなにかあるんでしょうかね?
ともあれ投資スタンスや方針的に中国に投資をしたくないと考える場合に、EMXCは悪くない選択肢ではないかと考えます。
個人的には新興国株にそこまで偏重してないので中国も入れてはおきますが、まぁ政治スタンス的には日米豪印欧である程度は包囲網しかないといけないとは考えます。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事