レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、WMTやPG、KOといった個別株の比率が急拡大
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
6月時点のポートフォリオでは金ETFと中国株を増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してコロナショックでどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、金ETF(GLD,IAU)と中国株の比率をさらに高める - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2020年9月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが今年の1月でサービス終了したため、コチラで確認しました。
6月時点の構成上位は以下の状況でした。

金ETF(GLD,IAU)の比率を大きく増やしていました。
これが3ヶ月経ってどうなったかというと以下の通りで、相変わらず金の比率は高めですが、やや減らしたか。

アリババの比率はさらに1%ほど高まってますが、気になるのは突然組入れ上位に現れたP&Gとウォルマート。
コカコーラやジョンソン&ジョンソン、ペプシ、マクドナルドあたりもポートフォリオ内の比率も高めていて、個別株に移行しているのでしょうかね?

新興国は中国株に移行し、S&P500の比率は高まる
これまでS&P500 ETFと新興国株式ETFが中心でしたが、9月までの推移は以下の通り。


S&P500の比率は低下で過去最低レベル。新興国株式の3本は横倍という感じです。
S&P500の比率が下がった分、P&Gとウォルマート、コカコーラなどの個別株の比率が上がっていますね。
生活必需品や一般消費財カテゴリの銘柄多いようなのでセクターを見てみたら、一般消費財と生活必需品セクターがかなり増えていました。

金融がこれまで8割超えでしたから結構大きく変えてきた印象を持ちますね。消費が戻るという認識なんでしょうか。
これまでETF中心なので参考にしてきていたら突然個別株の比率が高まる意外な結果でした。
この傾向が今後3ヶ月も続くのか?引き続きウオッチしていきたいと思います。


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