アフターコロナで評価されていた日本AI(AI日本株式オープン)のその後を見てみたが・・
雑誌の出版はタイムラグがあるのでどうしても遅れた内容になってしまうのですが、図書館でタイトル検索して「アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド」というタイトルに惹かれて借りた本はまさにそれ。
識者のチョイスもこいつをいれてどうすんの?という人が入ってたりしますが(土木工学科出身なのに経済関連でこえのでかい人)、それ以上に内容が4月のインタビューばかり。
6月に出た本ですが当時は絶賛収束してましたので、完全に展開を読み間違えたけど出さざる得なくなった本だといえるでしょう。
7つのメガトレンドなどは今後の参考になるかなと思うところもそれなりにありました。
で、読んでいて気になったのが株価でコロナショックの影響を受けなかったと好評だった「日本AI」に関してです。
AI日本株式オープン(絶対収益追求型)『愛称:日本AI(あい)』
愛称日本AIのAI日本株式オープン(絶対収益追求型)ですが、コロナショック下でのパフォーマンスは以下の通りです。

4月末でこれですから、今後どうなったんだと気になりましたし、この後の株高の状況でどういう運用したのか?と思ってその後を調べたら以下の通り。

ずーっと横倍できて、先月には日経平均はおろかJASDAQ、TOPIXにも抜かれてました。
信託報酬等合計1.32%なんですが、コロナショック時の動きは評価できますがその後を考えると信託報酬も高く見えてきます。ちなみに資産規模は30億程度です。

過去3年でもマイナスですし、モーニングスターで見ても同カテゴリでもよろしくないようです。
雑誌でこのファンドが・・と評価されるもののそうは問屋が卸さない例とも言えますし、ちゃんと前後のパフォーマンスは確認しないと行けない事例といえそうです。
上記のような運用方針が書かれていて、リスクコントロールはコロナショック時にうまくいったものの、それ以降の相場の変化について行けてない印象。わが国の株式に投資すると同時に株価指数先物取引等を行う。AI(Artificial Intelligence:人工知能)等を活用した投資助言を基に運用を行う。株式個別銘柄戦略と先物アロケーション戦略の2つを組み合わせることで、絶対収益の追求を目指す。各運用戦略で採用するモデルはファンド全体のリスク・リターンに配慮して選定し、モニタリングと必要な見直し等を定期的に行う。
個人的にもリスクは意識しているわけですが、リスクコントロール考えすぎても日本AIのような状況もあり得るわけですから、アクセルを踏みすぎず、ブレーキを踏みすぎずのバランス感覚は難しいなと思いました。


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