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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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投資関連本

「ゼロ・コミッション革命」を起こしたチャールズ・シュワブを日本の証券会社も見習って欲しい

INVESTED-CHARLES-SCHWAB.png

日本でも証券会社が一部の手数料を無料化する動きが活発になりつつありますが、その先駆けともいえるのが昨年11月に株式やオプション取引に係る委託手数料を撤廃すると発表したチャールズ・シュワブです。

日本ではなじみのない会社ではありますが、ETFのプロバイダーとしてもバンガード、ブラックロック、ステートストリートには及ばないものの、世界シェア4番手のインベスコや野村あたりとそこまで差がない規模の資産を20本余りのETFで運用していたりしています。

ETFプロバイダー(地域別)_2019年10月

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま・全世界株式)にETFが組み込まれてたりしていて、バンガード同様低コストETFを運用しています。

そんなチャールズ・シュワブの創業者の自伝が発売されたので購入して読みました。

SBIの北尾氏などの発言などからチャールズ・シュワブを模倣している感もありましたので、日本の証券会社も似たような感じになっていくでしょうから知っておいて損はないかなと。


創業者のチャールズ・シュワブ氏の自伝ではありますが、創業からこれまであった困難・挫折と躍進・変革の詳細が書かれていて、失読症を乗り越えた自伝としてもビジネス書としても優れた内容でしたし、読んでて惹きつけられるものがありました。

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成功の鍵は「顧客目線」「成長」「テクノロジー」


巻末に4つのキーワードで表されると監訳者の方が書いてるのですが、個人的には「顧客目線」「成長」「テクノロジー」の3点がチャールズ・シュワブ成功の鍵だったと思います。

もちろん手数料の制度が変わった&株価が低迷していた1970年代に創業したこと、1980年代からコンピュータの導入で先行した時期に401kやIRAの利用者が大きく増えたこと、バンク・オブ・アメリカによる買収からの独立を勝ち取った時期がギリギリ、ブラックマンデーの前だったことなどいくつかの幸運はあったことは事実。

とはいえ手数料に見合った価値「バリュー」をスローガンとして掲げて、コスト競争の厳しさを示唆しつつもゼロ・コミッションまで顧客目線で落とし込んでいく過程を見ておりますと、日本の証券会社はここまでできるんか?と思えてくるんですよね。

同時に顧客情報の流出とか今年に入って起きてるわけで、セキュリティも含めて守るって視野も含めて「顧客目線」が必要なんじゃないかと考えます。

2点目の成長ですがにシュワブ氏はマーケティングが結構うまいなと思うところがあるんですけど、口座や資産の伸びの数字が頻繁に出てくるの見ますと、「成長」のこだわりが強いなと。

成長重視のため、ITバブル後のコスト競争などでじり貧になった危機にCEOの交代や複数回のリストラで立て直すことができたという面もあるかなと思います。

3つのテクノロジーですね。これはコンピュータ導入の先見性だけでなく、テクノロジーを活用したカスタマー・エクスペリエンス向上などを図ってる点も大きいかと思います。

システムや支店だけでなく、独理系フィナンシャル・アドバイザー(IFA)のネットワークの構築や銀行の運営など、うまくテクノロジーと人を融合させた総合的な個人向け金融サービス会社への転換が上手くいったのも「顧客目線」「成長」「テクノロジー」のサイクルを回せたのが大きいでしょう。

加えてシュワブ氏が周囲に優秀な参謀を置くという観点からも秀でた経営者であったのも大きいなと読んでいて思いました。

米国の証券・資産運用業界の変革の歴史はやがて日本がたどる道


序文に「証券会社が顧客に提供できる優れたバリューとは、顧客がよりたくさんの資金を資産形成に向けた投資に回せるようになり、投資目標を達成する取組みを円滑に進められ、目標を達成できるという自信をもてるようになることです」と書かれてた言葉は印象に残りました。

アメリカでこの本が出版されたと同時にゼロ・コミッション(売買手数料を無料)にしているのですから説得力があります。

本を読んでいて米国の証券・資産運用業界の40年以上の歴史がリアルに書かれてるわけですが、資産運用に関してはほんとに日本は何十年も遅れた状態ではあるものの進み始めたといえるのが現状。

ただ、この本を野村資本研究所が訳しているのを見ますと、いずれ日本もそうなるかなと。

支店網や独理系フィナンシャル・アドバイザー(IFA)のネットワークはSBIマネープラザの拠点を地方銀行と組んでやってるのを見ますと、SBIはチャールズ・シュワブを模倣しているようにも見えますし。

ともあれ1つの企業の歴史を見る本としても面白いですし、要所で出てくる「重要なのは市場のタイミングを計ることではなく、市場にいる時間(タイム)だ」などの太字の経営や投資に関する格言的なものも深いものが多くてよかったです。

自伝としてもビジネス書としても面白いですし、投資をしてる人には特にオススメしたい本です。

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