ひふみ投信のレオス・キャピタルワークス、債券の運用体制を新設し、バランス型商品を複数設定方針
ひふみ投信のレオス・キャピタルワークスが、12/9付けで債券の運用体制を新設しましました。
当社商品ラインナップの拡充について
債券部門の併設に伴い、バランス型ファンドを複数設定する計画のようです。投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:藤野 英人、以下当社)は、より多くのお客様の資産形成を応援するため、バランス型商品を含め、当社商品ラインナップを拡充する計画を機関決定いたしました。(経緯については後述しておりますので、そちらをご参照ください。)
詳細については今後検討して参りますが、当社の既存商品である「ひふみ投信」「ひふみワールド」における株式運用、本日「債券の運用体制の新設について」において公表した債券運用に加え、これらを組み合わせることで、お客様のリスク許容度やライフステージに合ったバランス型商品を当社商品ラインナップに複数加える方針です。
プレリリースによると、「債券の運用開始時期は2021年3月頃を目標とし、日本を含む世界の公社債に投資を行い、「安定的な収益を確保しながらふやす」運用に挑戦する予定です」だそうです。
ひふみ投信絡みで「貯めながら増やす」ということを結構な頻度で見かけるような印象があるのですけど、バランス型でそちらの需要を取り込みに来たのかなと。
割とセゾン投信と競合する部分もあるとは思うのですが、債券もアクティブという形で差別化を図ろうということでしょうか?
ひふみワールドに目処が立った?
このニュースを見て思うのはひふみワールドに目途が立ったのかなと。
資産規模的に運用開始で190億くらいでひふみプラスとかと比べても規模は余り大きくありませんが、随時調査拠点を広げるなどやってたわけで、新たに債券部門創設はある程度目途が立ったからなじゃないかと思いました。
今年の4月にSBIホールディングスの傘下に入ってますので、体制強化できた面もあるんでしょうけど。
ちなみにひふみワールドを設定来で見てもNYダウやTOPIXを圧倒しています(ヤフーファイナンスのバグなのか所々値が飛んでますが・・)。

コストがもうちょっと安ければとうしするのもありかと思うんですけどね。
このタイミングでの債券の運用の難易度は高いと思うが
どういうコンセプトのバランス型ファンドを出してくるのか興味はありますが、一方で債券部門創設に関してはこのタイミングでの債券運用は難易度高いんじゃないかと思うんですよね。
外国債のファンドや海外ETFの米国債なんか見てても高値で、金利が正常化したときとかどうなるのか?っていうのがありますし。
それがあるので公社債に投資となるのでしょうけど、そうなるとリーマンショックみたいな状況のときに債券でもそれなりにダメージ喰らう可能性もありそうな印象です。
一応債券戦略部長になられた方は債券運用の経験が長いので問題なさそうに見えますが。
新興国の株式ファンドの方を先に出すんじゃないかと見てたので、債券部門の併設とバランス型ファンドの創設は意外な印象でした。
日本株は好調なのですが、ひふみプラスの純資産総額が伸び悩んでるだけに、この新しい一手がどうなるのかウォッチしていきたいと思います。


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