150億円もの個人資産を築いたカリスマ投資家、後継者のいなかった牧場を買い取っていた
色々とあった2020年も終わりが見えてきましたが、残すところあと1週間ちょっと。
そんな中、有馬記念ウィークになりまして、スポーツ紙の一面が競馬ばかりの1週間となっています。
今年は記録づくめな年ではありますが、コロナの影響も関係なく売上の伸びを見せていて、コロナ禍の中スポーツの分野の中でも比較的ダメージが少なくて済んでると思います。
で、先週競馬と関係性も深い日経に以下の記事が載っていました。
投資利益を社会変革の原資に カリスマが見つけた解: 日本経済新聞
株式投資家の片山晃(38)といえば、独学の企業分析でダイヤモンドの原石のような有望銘柄を見つけ出し、150億円もの個人資産を築いたカリスマだ。ところが、成功者の胸中にも一抹のむなしさがよぎることがある。「自分は何かを生み出したわけではない。投資は単なる金稼ぎゲームではないか」。こう自問した片山はいま、利益を社会変革に還元する企業グループの青写真を描く。
北海道新冠町の競走馬牧場「ハクレイファーム」に11月中旬、オーナーの片山の姿があった。「この馬は期待できます。グレードの高い競り市に出しましょう」「将来のため牧場に残したい血統だな」。白い息を吐きながら、牧場スタッフらと子馬の品評に熱が入る。
中小企業の経営者が引退期を迎え、馬主が増える
競馬をやってる人間からしたら理想の生活ですし、素晴らしいなと思いますね。
もともと競馬好きだそうですけど、普通は馬主となるところが牧場買い取るとはなぁと。
ちなみに片山氏の考えとしては「中小企業の経営者が引退期を迎え、馬主が増える」とのこと。
同時に以下の見解を示していますが、個人的にも見解は強気ではないものの合ってると思います。
- 競走馬の生産頭数が減る一方で馬主人口は増えていく
- 中小牧場の廃業などで生産頭数が減る一方、馬主からの需要は高まり、グループの収益の柱になる可能性もある
- 会社売却などで手にした資金の一部で趣味の競走馬を買うトレンドが出てきた
- 海外の主要レースでの勝利によって日本馬の国際的な評価は高まっている
昨年北海道出張の際に新冠のビッグレッドファームにいきましたが、札幌からバスでいく途中で、ノースヒルズや下河辺といった大手、坂東牧場や出口牧場の看板も見ましたけど、同時にバスの本数の少なさや周辺の衰退はわかる状況。
とはいえ地方含めて競馬の売上の回復傾向と、競争馬のセールの売上は伸びてる状況ですから、資金があれば中小牧場買い取るは悪くないかなと思いますね。
また時期的に種牡馬で傑出していたディープインパクト、キングカメハメハが亡くなり、同様にダートで頭抜けてたゴールドアリュールも亡くなったということで、数年から5年スパンでこれを種付けすれば稼げるという鉄板な種牡馬が不在の状況になりそうな気配。
今年の3歳牝馬クラシック路線では日高の馬の活躍が目立ちましたし、日高にもチャンスは広がる可能性もあります。
ちなみにハクレイファームの前身はYSスタッドなのですが、1999年オークス馬のウメノファイバーや最近でも2018年皐月賞2着のサンリヴァルを出しています。
ウメノファイバーは昨年ダイワメジャー産駒を出産してるようですし、今後のハクレイファームの動向は注目したいです。
今年の有馬記念も牝馬か?
さて、いよいよ有馬記念ですが中山2500というのはトリッキーなコースなので枠順至大なところがありまだ本命馬は決めてません。
ただ、今年は牝馬が勝ちまくっていて、牝馬の古馬G1の勝利数は記録を更新している状況。
去年同様有馬記念も牝馬だと思いますね。リスグラシュー本命で紐抜けて単勝買えばと後悔したレースでしたが・・
とりあえずはなにか人気薄が来ることがあるのも有馬記念ですので、日曜までじっくりと予想したいと思います。


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