[悲報]サクソバンク証券、2年間外国証券取引における配当の国内源泉徴収を行っていなかったことが発覚する
ふるさと納税を12月に3件申し込んだのですが、福岡県某市は1週間で届くということがあり、残りの2件の内1件も1ヶ月以内発送なので、昨日家で仕事中インターホンがなったときはふるさと納税の商品が届いたと思ったんですよ。
そしたらなぜか「書留でーす」と郵便局の配送員がいて、なんでこの時期に書留と思って、宛先を見たらサクソバンク証券からだったんですよ。
この時点で嫌な予感しかせず、実は7月の個人情報流出の続きがあったんじゃなかろうかと思って封を開けてみました。
サクソバンク証券で個人情報流出が確定したので、調査結果を整理してみる - 関東在住福岡人のまったり投資日記
サクソバンク証券で個人情報の流出の連絡があったのが7月だったのですけど、それから音沙汰なしだったのでなにもなかったんかな?と思っていました。...
読み終えて、予想の右斜め上過ぎて取引するの怖くなるレベルのシステムじゃないかと思えてくるのです。
2018年9月の外国証券取引開始以来、国内法令で定められた税額を源泉徴収すべきがされてなかった
とりあえずこの範囲だけで起きたことはほぼわかるのですが、「本来国内法令で定められた税額を源泉徴収するべきでしたが、調査の結果、国内法令上の税額がお客様口座から徴収されてないことが判明した」だそうです

従って2018年9月から2020年11月までの配当は国内徴税分(所得税+復興特別所得税+住民税)を今月末に徴収するとのこと。
12月分は中旬から国内源泉徴収額を正しくお客様口座より徴収するとかいてますけど、2年も気づかなかったのってどういうこと?と思いますよね。
推測するに①2020年7月の個人情報流出に絡んでシステムを見直してたら発覚した、②特定口座対応してたら気づいた(外部から指摘された?)のどちらかじゃないかと思うのですが、日本でサービス提供するのに基本ができてないのはかなりやばい気がしますが。
仮に①の場合、国税なのか金融庁なのかわかりませんが激おこ案件でしょうし、特定口座はさらに遠のき、結局「特定口座はまだか」と電話がかかってくる羽目になるだけと思いますが。
というかログインは確かにセキュリティ高くなったのですが、このレベルの欠陥だとツールでワンクリック売買が可能なだけに、勝手に売買されたとかも起きかねないシステムのような気がしますが・・
サテライトの投資としか使ってないので金額はメインのSBIよりはるかに少ないのですけど、ちょっとシステム使うのが怖くなるレベルに思えます。いっそのことSBI証券あたりに介入してもらった方がいいんじゃなかろうかと。
2018年・2019年分の配当所得を申告納税された人は、税の「更正の請求手続き」を申請する必要がある
わたしはサクソバンク証券での取引が去年開始で、去年の投資額は今年の半分以下で配当も大したことない額なのですけど、一応2019年分の配当所得は確定申告しました。
もともと国内源泉徴収されないものなので確定申告が必要と思ってたのですが・・
で、その分二重課税になるけどどうなるの?ということなのですが、「2018年・2019年分の配当所得を申告納税された人は、税の「更正の請求手続き」を税務署に申請する必要がある」そうです。
ただし、手続きの詳細については税務署等へお尋ねくださいと書かれていて、流石にそれくらいもっと詳細書いた方がいいと思いますがね。
よく読むと別紙は2020年12月中旬より、システムによる配当所得に係る国内源泉徴収を開始予定と書いてますけど、既に株式のETFの一部は12月分の支払いが始まってるので、開始前のものはまた別途徴収なんでしょうねぇ。
なお、別紙の最後に問い合わせ先はコロナの影響で従業員の出社制限を実施していて電話がつながりにくい状況になってると書かれてますが、火に油を注いでるようにしか見えません。
サクソバンク証券の特定口座対応を望むよりは、SBI証券とか他の大手ネット証券にETFや銘柄の拡充を要望した方がいいような気がしてきました。


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