指数関数的な企業に投資するにはETFというのは一理あると思うけど、バイオテクノロジーを見ると難しさはある
年末年始の休みの間に10冊本を読み終えたわけですが、投資関連読んで考える時間もあるということで投資関連を結構読みました。
一冊に関してはAmazonアソシエイトで誰かが購入した履歴が残っていて、タイトル的に面白そうだから買ってみるかということで読んだのが「世界最大投資顧問会社が教える21世紀最大のお金づくり」です。
2045年にシンギュラリティが起きる可能性はカールワイツの予言の的中率から可能性は高く、コロナ後はテクノロジー革命を起こす企業に投資しようという内容です。
とはいえ内容として微妙な面もあって、前半は日本に関して悲観的なことも書かれてますがその割に途中で有望な産業の中に日本企業がそれなりに出てきますし、ワクチンが行きわたるのが2023年とさすがに想定を間違ってるだろというのと、大前研一を信奉しすぎな点は気になりました。
で、テクノロジー革命が起きるので企業に投資して自分の身を守りましょうという話で、それにはETFや投資信託使いましょうということで、昨年一部で話題になってたARKのETFに投資する投資信託も上がってました(経費率高そうですが)。
ただ、これを読んでて思ったんですよね。バイオテクノロジーの事例見ると忍耐が必要なときもあるんじゃなかろうかと。
バイオテクノロジー株ETF(IBB)は2020年にようやく最高値を更新した
わたしはいわゆるGAFAM関連だとフェイスブック以外は積極的に使ってる方ですし、独禁法からさらに発展まではどっちも可能性あると考えてます。
ただ、割高感と過熱気味過ぎるのに不気味さを覚えるのであまり近寄らないようにしてます。
そうなると債券部分も4割占めるポートフォリオですから、守り硬すぎだろとなるわけで、グロース的要素という意味でヘルスケアセクターを重視して比率高めになるように投資してます。
ヘルスケアに関してはもともとから有望でバイオテクノロジー(IBB)や医療機器のETF(IHI)も運用期間が15年超えてるくらいで実績は十分。
それでバンガードのヘルスケアセクターETF(VHT)含めて比較可能な最大期間(2004年~)のパフォーマンスを見てみると、ヘルスケアセクターがS&P500を上回ってる中、医療機器やバイオテクノロジーはさらにその上を行ってます。

ところが5年位前まではもてはやされてたバイオテクノロジーETF(IBB)はこの6年で2015年の最高値を更新したのはなんと去年。

医療機器やヘルスケアセクターは順調に上がっていってるのはとは対象的です。
もちろん次の5年は違ってくる可能性もありますし、今後先進国+中国で高齢化が進むのは間違いなく、医療機器やヘルスケアセクターを上回るかもしれません。
とはいえこれを見ると特定の有望業種に突っ込んでも外す可能性があるというのは認識しておきたいですね。
個人的にリスク管理まで考えると、本当に指数関数的に伸びるのであれば、ヘルスケアセクターとバイオ、医療機器の関係を見る限り、VHTにそれぞれ20%~25%組み入れられてるのでセクターETFをチョイスでいいような気がしましたが。

究極的に言えば指数関数的に伸びる企業が複数の分野であるならばS&P500でいいんじゃね?ということになりかねないとも思いましたが。
まぁ、趣味とかサテライトの投資枠だったならばこういうのに賭けるのも悪くないでしょう。
個別株は競馬の万馬券だと書いてありましたが、ETFも選択誤るのはそれなりに人気していても外れるのと変わらないような・・てら銭(控除率25%)の壁は高いんですよ・・
読み終えて11産業で面白そうな企業について書かれてる章はなかなか面白かったので、これに関しては別途記事にしようと思います。


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