インドのパフォーマンスがいいのは意外。2021年動向が気になる世界各国の2020年パフォーマンスまとめ
今年の元旦に読売新聞が中国「千人計画」の件を一面に持ってきているのを見ますと、12月に色々と中国包囲網のニュースがちらほら聞こえてきてたことに関係してるでしょう。
実際、知り合いの某IT企業にファーウェイの件を聞いたことがありますが、そこまでシビアになってるのかという印象を持ちました。
現実的に日本はアメリカにつかざる得ない立場でありつつ、中国も無視できないという状況ですのでなかなか難しい。
とはいえオーストラリア、インド、イギリス、アメリカあたりと共同監視的な枠組みは作らざる得ないでしょうし、コロナの影響で欧米側は黙っちゃいられない状況でしょうし。
さて、2021年アフターコロナに向かってほしい1年ですが、まずは激動の2020年世界的に株高の中、どこの国のパフォーマンスがよかったのか整理しておこうかなと思います。
2020年動向が気になる世界各国の、2019年のパフォーマンスまとめ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
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米国、米国外先進国、新興国、日本の2020年のパフォーマンス
まず米国、米国外先進国、新興国、日本のカテゴリで見てみましょう

アメリカが抜けてトップ。日本株は米国外先進国や新興国を上回っているという結果でした。
新興国は米国外先進国より上ですが、特定の国が上に引っ張った影響で、逆に米国外先進国は欧州の影響大といったところしょう。
北欧4カ国&スイス、イスラエルの株式
ではその他の個別の国のパフォーマンスを見ていきましょう。
最初は福祉先進国という側面で注目したい北欧4カ国とスイス。そして、個人的にいま注目しているイスラエルを加えました。
フィンランド:iShares MSCI Finland Capped ETF(ティッカー:EFNL)
スウェーデン:iShares MSCI Sweden ETF(ティッカー:EWD)
ノルウェー:iShares MSCI Norway Capped ETF(ティッカー:ENOR)
デンマーク:iShares MSCI Denmark Capped ETF(ティッカー:EDEN)
スイス:iShares MSCI Switzerland Capped ETF(ティッカー:EWL)
イスラエル:iShares MSCIイスラエルETF(ティッカー:EIS)

デンマークが驚異のパフォーマンスで、なぜここまでいいのか不思議ですが。
地理的にも北欧よりドイツの真横だったりするんですけどね。
逆にノルウェーはエネルギー関連が壊滅状況までいった影響でしょう。
欧州主要国の株式
続いて昨年同様ドイツとイギリスというリーダー格がゴタゴタしている欧州主要国の2020年の株式のパフォーマンスを見てみましょう。
ドイツ:iShares MSCI Germany ETF(ティッカー:EWG)
イギリス:iShares MSCI United Kingdom ETF(ティッカー:EWU)
スペイン:iShares MSCI Spain Capped ETF(ティッカー:EWP)
イタリア:iShares MSCI Italy Capped ETF(ティッカー:EWI)
フランス:iShares MSCI France ETF(ティッカー:EWQ)
オランダ:iShares MSCI Netherlands ETF(ティッカー:EWN)

続いて欧州の主要国ですが、イギリスが1人負けの状況でスペインもあまりよろしくない。
こういうときにちゃっかりプラスなのがドイツで、オランダは去年に続いてこの6か国中でパフォーマンスがいいです。
南欧の方が経済厳しい傾向が見える結果ともいえそうです。
新興国株式の中で注目したい国
最後に個人的に気になっている新興国を10カ国ピックアップして2020年の株価を調べてみました。
中国:iシェアーズ中国大型株ETF(ティッカー:FXI)
インド:iシェアーズMSCIインドETF(ティッカー:INDA)
ブラジル:iシェアーズMSCIブラジル・キャップトETF(ティッカー:EWZ)
ロシア:iシェアーズMSCIロシア・キャップトETF(ティッカー:ERUS)
ポーランド:iシェアーズMSCIポーランド・キャップトETF(ティッカー:EPOL)
メキシコ: iシェアーズMSCIメキシコ・キャップトETF(ティッカー:EWW)
トルコ:iシェアーズMSCIトルコ ETF(ティッカー:TUR)
フィリピン:iシェアーズMSCIフィリピンETF(ティッカー:EPHE)
インドネシア:iシェアーズMSCIインドネシアETF(ティッカー:EIDO)
ベトナム:マーケット・ベクトル・ベトナムETF(ティッカー:VNM)

中国とベトナムは統計がどうなのかという疑問がありながらも、数値を鵜呑みにすればそうなるよなと思うのですが、それの上を行ったのがインド。
一時1日当たり10万出ていた感染者も2万くらいまで下がってるようです。人口や一部地域の衛生状況を考えるとマシだからでしょうかね。
ちなみに台湾は+30%でインドのはるか上をいっていて、新興国に関しては感染者と関係性はそれなりに高いです。
新興国株ETFは好調な国に引っ張られてますが、ブラジルが一人負け以外でも東南アジアの国も年間通してマイナス。
コロナで新興国間の格差も開くんじゃないかという気がしますね。
まとめ
調べた結果をまとめると、欧州と新興国で結構パフォーマンス差がある印象を持ちました。
それだけいまパフォーマンスが悪い国も伸びしろがあるともいえますが、逆張り的に賭けたい国にはそれなりにリスクがあることは認識しておいた方がいいでしょう。
コロナからの回復において、今年かなり差が開くという可能性もあるだけに、国別の投資は慎重に取り組みたいなと思います。


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