2020年はNYダウに完敗!2021年のダウの犬10種を確認してみた
ダウの犬というNYダウ構成30銘柄の内、配当利回り上位10社を1年保有して、翌年また上位10社を選んで投資を繰り返す投資方法があります。
この投資法は意外と有効で以下のように本も出てるんですよね。
実際2001年から2019年の間で18戦して11勝(ほぼ互角の年が2年あり)と高勝率を誇っています。
配当利回りが高い=割安且つ米国を代表する優良大型企業という2つの要素が絡んでのが大きいでしょう。
とはいえダウの犬の10銘柄に選ばれても冴えない銘柄はあるわけです。昨年10銘柄に選ばれた企業は以下の通り。
2019年はNYダウの圧勝に終わった中、2020年のダウの犬10種を確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ダウの犬というNYダウ構成30銘柄の内、配当利回り上位10社を1年保有して、翌年また上位10社を選んで投資を繰り返す投資方法があります。この投資法は意外と有効で以下のように本も出てるんですよね。...
基本的にはメンバーの固定感は強いです。ダウ DOW
エクソン・モービル XOM
IBM IBM
ベライゾン VZ
シェブロン CVX
ファイザー PFE
スリーエム MMM
ウォルグリーン WBA
シスコシステムズ CSCO
コカコーラ KO
では、昨年のパフォーマンスと今年のダウの犬10種について調べてみました。
2001~2020年のダウの犬 vs NYダウ
2001年から2020年のダウの犬10種とNYダウのパフォーマンスを比較すると以下の通り。

ダウの犬-7.96%に対して、ニューヨークダウは+9.72でNYダウの圧勝。2001年以降でNYダウ勝利のケースで最大の圧勝劇でした。
過去にないレベルで惨敗していて大丈夫なのかとなりそうな感じですが、その要因は以下の記事に書いてあるように、シェブロンが-30%、エクソンモービルが-40%と大ブレーキかましたのが大きいです。
Dogs Of The Dow 2021 - Mr.Dividend | Seeking AlphaSeeking AlphaSeeking Alpha
The underperformance is mainly the result of the allocation to the energy sector in this strategy. Exxon (XOM) and Chevron (CVX) took a dive due to the COVID-19 impact on oil prices.
2015年の原油価格の下落以来、エネルギーセクターが不調なので今後も脚を引っ張る展開はありそうです。
2021年のダウの犬10種は?
では、今年のダウの犬10種のラインナップはどうなっているのか?
銘柄 | ティッカー |
シェブロン(7年連続) | CVX |
IBM(6年連続) | IBM |
ダウ(2年連続) | DOW |
ウォルグリーン(2年連続) | WBA |
ベライゾン(17年連続) | VZ |
スリーエム(2年連続) | MMM |
シスコシステムズ(6年連続) | CSCO |
メルク(2年ぶり) | MRK |
アムジェン(初) | AMGN |
コカコーラ(5年連続) | KO |
常連だったメルクが復活し、新たにアムジェンが初登場となってます。
2001年からの推移をまとめてみましたが、ベライゾンとシェブロンは連続してランクインしていますが、AT&Tやエクソンモービルが外れた情勢だとこの2社もダウから外れるということもありえそうです。

金融セクターも2020年はあまりよくない印象でしたが、1つもランクインしていないのは意外だなという気がします。
直近5年で2勝3敗と負け越している状況ですが果たして2021年はどうなるのか?ダウの犬銘柄を注視したいと思います。


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