第4次産業革命で指数関数的に伸びる11のテクノロジー産業
人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイルが「2045年には人間の脳とAIの能力が逆転するシンギュラリティに到達する」と提唱して15年経過したわけですが、2045年まであと20数年余り。
それでどこまで行くのかというのは気になるところではあります。
日本ではシンギュラリティを提唱していた人から逮捕者が出た案件もありましたけどw
シンギュラリティを第4次産業革命とも唱える人の本を読んだのですが、その中でエクスポネンシャル・テクノロジー(指数関数的に伸びる技術)の産業として11ほど取り上げられてました。
その11の産業の中でもなかなか面白そうな企業も散見されてたので整理してみました。
指数関数的に伸びる11のテクノロジー産業
指数関数的に伸びる11のテクノロジー産業として、シンギュラリティ大学を卒業して、フィナンシャル・プランナーとして有名なリック・イーデルマンは以下を上げているそうです。
- IoT
- ビッグデータ
- ロボティクス
- ナノテクノロジーと素材科学
- 3Dプリンティング
- 医学と神経科学
- エネルギーと環境システム
- 教育関係
- 娯楽やレジャー
- 金融
- 安全・セキュリティ
IoTとビッグデータは何年前から言ってるんだという話になりますが、コロナの影響でこれまで個人的に軽視してきた教育関係と娯楽・レジャーは、やり方によっては伸びしろあるんじゃなかろうかと思うようになりました。
同時に人の雇用を奪いそうな産業は何かしら規制が入る可能性も出てきつつあります。
なのでそれを除いた場合「ナノテクノロジーと素材科学」「医学と神経科学」「安全・セキュリティ」が個人的には投資していきたい分野かなと思いますね。
思ったほど素材科学の企業が伸びてる印象はないのが残念ですが(10年前仕事的に取引のあった企業の関係で学会に出たことも1度あるだけに・・)
名前が上がっていた中で気になった技術・企業
個人的に名前が上がっていた中で気になった技術・企業は以下の通りです。
- Proteus Digital Health(アメリカ・極小センター・ナノテクノロジー・素材)
- Bruker Nano Surfaces(フランス・顕微鏡・ナノテクノロジー・素材)
- Electro Optical Systems(ドイツ・3Dプリンタ)
- CRISPR Therapeutics(スイス・遺伝子編集・医学と神経科学)
- Thermo Fishier Scientific(アメリカ・科学機器試薬・医学と神経科学)
- Predpol(アメリカ・犯罪予測システム・安全セキュリティ)
本の最初で日本に悲観的な感じで書かれてますが、11の産業の中に日本の企業や研究機関の名前が多く出てきていて、そこまで悪いのか?という印象も持ちました。
まぁ、IoT区分でVRやARで任天堂ソニーが出てきたのもあるのでしょうけど。
同時に一つの産業だけでも深堀していくといろんな企業にあたるわけで、そういう企業に着目するのも悪くないかなと思いました。
ナノテクノロジー・素材の顕微鏡とかまさにそれですし。
あとはe-Sportsとかオンラインカジノの需要は上がりそうですので、もっと日本のスポーツなりギャンブル系を売り込むのもありなんじゃなかろうかとも思いました。公営ギャンブル売り上げ伸ばしつつありますし。
ともあれ指数関数的に伸びる企業を引くのは中々難しいでしょうから、過熱気味ではない産業に絞ってETFがベターかなと思います。
ヘルスケア以外でどれかあと数年で見つけようかなと検討中です。


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