レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、金とS&P500を売ってウォルマート、コカコーラ、P&Gを更に買い進める
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
昨年9月時点のポートフォリオでは個別株の比率を増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、WMTやPG、KOといった個別株の比率が急拡大 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2020年12月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認しました。
9月時点の構成上位は以下の状況でした。

アリババの比率はさらに1%ほど増えていて、突然組入れ上位にP&Gとウォルマートが現れていました。
3ヶ月経ってどうなったかというとP&Gとウォルマートの比率が上昇。

逆にS&P500 ETFと金ETFは大きく売却していて、金の比率は10%を切っています。
個人的に金に関しては割高と見てるので、金保有を推してるレイ・ダリオでも売ってるのは同じ見解なのかなと。
ちなみに大きく買ってる銘柄見ると、P&Gとウォルマート以外はコカコーラ、スターバックス、マクドナルドと、比較的コロナの影響を受けてない銘柄が多いのは興味深いですね。

アリババの比率が下がってましたが、これは株価の下落が要因でしょうね。
ちなみにETF関連以外で一番売却金額が大きかったのはテスラでした。
S&P500の比率は過去最低を更新し、個別株への移行が進む
これまでS&P500 ETFと新興国株式ETFが中心でしたが、12月までの推移は以下の通り。


S&P500の比率は低下で過去最低比率を更新。新興国株式の3本は横倍という感じです
米国株の比率は50%くらい占めてるポートフォリオではあるんですが、個別株への投資が一段と進んでいる印象です。
ちなみに金の保有を減らしていますが、社債や債券の比率も増えているわけでもないので(LQDは相変わらず一定保有しているが短期債はない)、弱気相場予想のときとはちょっと違うなという印象です。
業種別の比率を見ると、金融セクターの比率が5割を切りました。

そして、個別株の一般消費財と生活必需品、ヘルスケアの3つのセクターが増えています。金融以外の比率高めなのは割と好みの企業増えている印象ですが。
アメリカもコロナワクチン接種が進んで感染者も明らかに減少傾向ですが、ブリッジウォーターはここからどのようにポートフォリオを変えてくるのか?引き続きウオッチしていきたいと思います。


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