コロナショック前最高値から1年経ったので国別のパフォーマンスを調べると、意外と東南アジアもよくない
コロナ前のS&P500の最高値が2/19だったわけですが、そこから1年経過しました。
アメリカ大統領選挙後にちょっとセクター別などで傾向が変わりつつあるような印象もありますが、まさかここまで上がるとはと考えている人は多いでしょう。
では、国別で見るとどれくらい差があるのかなと気になりました。
myindexのサイトで各国の指数が見れるので以下の先進国とエマージングカテゴリの国を調べてみました。
ただ、気になったのはサウジアラビアとか確か採用されたはずなのですが、新興国にもフロンティアにもないのでまだサイトが対応しきれてないんでしょうね。
とりあえずコロナ騒動発生から1年と言うことで1月末の値を使って過去1年のパフォーマンスを色々と見てみました。
先進国 欧州のパフォーマンスはバラバラ
まず先進国24か国の過去1年のパフォーマンス(ドル建て)は以下の通り。

一番パフォーマンスがいいのはデンマークで、悪いのは先進国カテゴリでいいのか?というギリシャでかなり差があります。
北欧のパフォーマンスがよく、スウェーデン、デンマーク、フィンランドはアメリカを上回ってます。
ただ、欧州中心部はかなりバラバラで、スペインはマイナスだけど、ポルトガルはプラス、オランダは大きくプラスなのにベルギーはマイナスだったりします。
イギリスはダメージが大きくこの中でも2番目に悪いパフォーマンスでした。
鎖国状態で数人感染者が出たら厳格なロックダウンやってるニュージーランドはパフォーマンスがいいものの、オーストラリアがそこまでいいという感じでもないのは興味深いですね。
新興国 東アジア好調も東南アジアはマイナス
次に新興国のパフォーマンスを見ると中国、韓国、台湾が頭抜けて好調。
台湾は台湾セミコンダクターが牽引したのも大きいと思いますが。

これだけ好調ならば東南アジアもとなるんですが、マレーシアはわずかにプラスですが、タイ、フィリピン、インドネシアマイナスなんですよね。
東南アジアはシンガポールもマイナスですから、地域的なことはあるかもしれません。
加えてトルコ、エジプトマイナスで中東もよくないですし、南米もチリ以外は大きく下げてます。
個人的に東南アジアは面白そうと考える国が結構あるだけに、理由は調べてみたいなと考えています。
にしても日本も悪くなく、東アジアがこれだけ好調。インドと中国という巨大市場がありこれからアジアの時代というのは納得できるかと。
ただし、中国の状況次第で一変もあるかと思うので、アジア情勢は他国との連携も含めてウオッチしていきたいと思います。


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