「ライフシフト 10の成功例に学ぶ第2の人生」を読むとセミリタイアに向けて余裕のある資産の確保は必須と思う
リンダ・グラットンのライフ・シフトが発売されて今年で5年になりますが、新しいビジョンとして結構浸透してきたかと思います。
同時にここから発展したのがFIREムーブメントといえそうで、とうとうテレビで取り上げられるようになったというのはFIREやセミリタイアが認知されてきたと同時に、株式市場が10年間上がり続けた影響もあるかなという気がします。
流石にテレビや雑誌媒体でも取り上げられるのは極端な例のことが多いのですが、じゃあリタイアとか第2の人生という意味で参考になる人はいないのかなと。
で、その参考例になるかということで、「ライフシフト 10の成功例に学ぶ第2の人生」という書いた人も日経を退職してフリーになった人の本を読みました。
取り上げられた人はそれぞれ元の職業は、富士通、NEC、三井物産、ソフトバンク、三洋電機、JAL、外資系金融、キリン、森ビル、弁護士の10人。
それぞれの共通点としては出世して幹部社員以上の人が多く中には社長までなった人も。
50代~60代でリタイアした人の事例ばかりではありますが、割と共通項はあるのと教訓的なことはあるかなと。
資金は余裕を持って転身している
上記で上げた人はそれぞれ「町おこし会社」、「出身地の町長」、「民宿経営」、「大道芸人」、「絵描き」、「喫茶店経営」、「大学野球部総監督」、「若手音楽家育成」、「介護ボランティア」、「ホテル経営」に転身しています。
一応、弁護士の人の場合はホテル経営の二足のわらじという感じでしたが。
それぞれ理由は異なるものの転機となったのは介護などの理由もあるものの、以外と些細な理由であることが多く、自分の力でたぐり寄せているのも共通項です。
これは元が幹部社員~社長までなっていて優秀であることもいえると思いますが。
で、民宿経営の人とか喫茶店経営の人がどうかというと、やっぱり余裕をもった資金を持ってるからこそ、もう少し値上げしてもいいのにやらずに自分の考えで休んだりしながら経営しているのが印象に残りました。
後は喫茶店経営の場合、立地もそんなによくないし、5年客が全く入らないでもやれるからいいやという精神でやってたら、東大タレントの娘が紹介したりしたところ繁盛→コロナで売上大幅減と波瀾万丈ではあります。
ただ、やっぱり資金があって余裕があるからこそこの精神に行き着くわけで、セミリタイアにしろFIREにしろカツカツでやると相当精神的にきついことになるんじゃないかと考えました。
地方に行った人がいて、個人的にいずれ福岡に帰るということを考える身としては、参考になる面もあるなと思いました。
ライフシフトに人付き合いは不可欠
転身した10人の例見ても、人好きであり、人間嫌いな人には転身は難しいかなと。
加えて社会貢献活動の意識が強くないとモチベーションが高まらないかなという印象を持ちましたね。
ともあれライフシフトということを考えると「ご縁を大切にする」というのは非常に重要なわけで、これは日頃から意識をしたいなと。
セミリタイアやFIREでもボチボチバイトとかフリーターやりながらという考えの人が見られますが、継続的に小口の仕事を継続するという意味では人付き合いも必要になってきますし、都会→地方の場合でも必要になるケースがあるかなと。
最近ウーバーイーツの配送員が快速停車駅周辺に昼前に数名集まってるのを見ますと、個人でやってるように見えて、人付き合いは必要なんだなと思うこともありましたし。
単発バイトの場合も大学時代とか様子を見て思ったのは、割と他の仕事どうよという生の情報は現場でしかない場合もあったりします。
キーマン的な人(他の人の紹介をやったり、力を持ってたり、情報量が多い)に如何に関わるのも重要になるでしょうし、セミリタイアするにしても完全断絶じゃなく人付き合いも多少は考えないといけないなと思いました。


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