コロナショックの底値から1年。株価暴落時の投資ルールをどうすべきか?
ちょうどNYダウの最安値が1年前の3/23でだいたいマイナス35%くらいでした。
そこから1年経過したわけですけど、思ったよりハイテクが下がらなかった&5円程度しか円高にならなかったという点で恵まれたかと思います。
これがハイテクも崩れたとなってるとドル円は100円割ってた可能性はあるかと思いますね。
さて、ちょうど投資を開始して10年になるわけですが、2019年から投資を始めた1年の銘柄の去年の今頃はマイナス20%なんてざらで、S&P500よりも下がったREITなんかもあったわけです。
iシェアーズのグローバルREIT ETF(REET)が年明けからマイナス40%超える大損の状況なので、REITの現状を確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
SBI証券がメインで運用していますが、昨年から投資を始めたサクソバンク証券では実験枠的に株式とREITとリスクをかけた運用してます。年明けから順調でしたが3月に急降下しています。..
個人的に株価暴落時のルールはもう少し明確化した方がいいかと思いまして、色々とデータを調べてみました。
マイナス10%程度の下落は結構起きている
暴落というとS&P500でITバブルは2000年3月~2002年10月でマイナス49%、リーマンショックが2007年10月~2009年3月でマイナス57%。
2年で半分になるわけですから、それと比べるとコロナショックはコロナ向け金融政策も短期的には成功したといっていいでしょう。
で、マイナス20~40%近く下がったのを過去10年でピックアップすると以下の通り。
- 2011年10月
- 2018年12月
- 2020年3月
意外と少なく3年に1回くらいのペースだったりします。もちろんこの間好景気だったというのは留意が必要ですが。
で、マイナス10%超えたとなりますと、結構な頻度で発生しています。

2015年7月頃からのチャイナショック、翌2016年2月の原油絡み、2018年12月。頻度的に1年半に1回はマイナス10%以上下がるというスタンスでいいかと。
これを考えると高値からマイナス20%あたりから妙味が出てきて、30%超えると金融危機のリスクありといえるかなと。
なので暴落に伴う投資のルールとしてはマイナス20%で軽く一発、30%で1発目より多めに2発目くらいがいいのかなと考えています。
米国株よりも日本株はボラティリティ高いですし、為替の影響も大ですからこれより厳しめの条件でもいいかもしれません。
2年我慢して投資を続けるバッファは持っておいた方がいい
では、過去を振り返って米国景気後退局面の下落率をまとめた資料が、昨年の今頃ピクテから出てました。
今見ると、株式の買い場としては時期尚早という予測は外れてますね。
米S&P500指数は2月19日のピークから直近3月18日まで29.2%下落し、過去の景気後退局面における株価下落率(中央値)と概ね一致した。通常の景気後退局面であれば株式の投資比率を引き上げるタイミングだが、今回のコロナショックは前例のない危機的状況となっているため、株式の買い場としては時期尚早だと考える。

これを見ると景気後退局面で安値まで2年というケースが多いことがわかります。
上記で高値からマイナス20%~30%で臨時投資を書きましたが、これが長引いて2年くらい下がり続けるケースは10~20年に1回は起きてる。
それを考えると兵糧は2年分的に投資資金のバッファは確保しておきたいところですし、マイナス20%~30%で投資する際も、バッファから算出した資金で投資という形がいいのではないかと考えています。
1年でまさかNYダウが3万ドルを軽く突破して最高値更新中とは想像もつきませんでしたが、株価は割高になりつつあるのは事実。
いつ来るかわからない暴落に備えて株価暴落時のルールや体制を整えたいと思います。


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