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関東在住福岡人のまったり投資日記

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コロナショックの底から1年。小型株やエネルギー、資本財がハイテク株を上回る

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テレワークが開始されて1年になりまして、ローテーションで出社からほぼ不定期に出社までなっており、出社=出張扱いになるとは1年前思いませんでした。

で、当時の株価もこれはしばらく下がると言われていたのに、その後コロナの感染者は世界的に1波よりも倍増したにも関わらず株価は回復。

NYダウも日経平均も3万台に乗るとは考えた人もほとんどいなかったでしょう。

NYダウやS&P500の大底は去年の3/23でした。

そこから1年経過したわけですが、米国株で見るとどの業種やファクターに投資をしているとよかったのか?

3/23起点で見るとハイテクではなく意外にもエネルギー、素材、資本財や小型株という結果でした。

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過去1年の米国株セクター別パフォーマンス


まずは以下の11本のSPDRの米国株セクターETFで確認してみました。

一般消費財セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLY)
コミュニケーション・サービス・セレクト・セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLC)
テクノロジーセレクト セクター SPDR ファンド(ティッカー:XLK)
資本財セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLI)
素材セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLB)
エネルギー セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLE)
生活必需品セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLP)
ヘルスケア セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLV)
公益事業セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLU)
金融セレクト セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLF)
不動産セレクト・セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLRE)
XLY,XLC,XLK,XLI,XLB,XLE,XLP,XLV,XLU,XLF,XLRE,SPY-1y-20210328
この1年パフォーマンスがいいのは、エネルギー、金融、素材、資本財と1年前下落が激しかったセクター。

これはリーマンショック時も下落幅が大きかったセクターになります。

それが1年でこれだけ持ち直しているんですから、市場は正常化を見据えてるといえそうです。

GAFA系の要素が強い一般消費財、コミュニケーション、テクノロジーといったセクターはS&P500を上回るもののそこまで圧倒的というわけでもなく。

ワクチン開発など進展があったヘルスケアセクターは意外にも冴えず、生活必需品と公益事業というディフェンシブセクターは元々あまり下落しなかった影響で株価もそこまで上昇していません。

XLY,XLC,XLK,XLI,XLB,XLE,XLP,XLV,XLU,XLF,XLRE,SPY-1y-20210328-2
1年の各セクターの値動き見ますと、エネルギーセクターはこの半年でビリからぶっこ抜いて突き抜けたようになっていました。

過去1年の米国株セクター別パフォーマンス


ではバリュー、グロースなどのスマートベータ関連で見るとどうなるのか?

クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
ゴールドマン・サックス・アクティブベータ米国大型株ETF(ティッカー:GSLC)
QUAL,SIZE,MTUM,USMV,VIG,VYM,VB,VTV,VUG,GSLC,SPY-1y-20210328
サイズと小型株がこの1年で圧倒しています。

他はS&P500と大差ないのですが、低ボラティリティは文字通り回復も低ボラティリティで一人負けとなってました。

QUAL,SIZE,MTUM,USMV,VIG,VYM,VB,VTV,VUG,GSLC,SPY-1y-20210328-2

過去1年の値動き見ると直近半年で小型株も突出していますが、グロース株の伸びが弱まった中で、バリュー株もパフォーマンスがいい。

これがバリュー反抗の大きな転換点となるか注目したいですね。

1年経って、セクターでもそうですけど株価の急落前から評価が下がっていたファクターやセクターもコロナショックで更に下がりましたが、やはり株価の底からは回復するわけで、そろそろ反転と考えれば賭けてみる価値があるというのがわかる事例だなと思いました。

また、景気の底で大きく下がった場合、そこから正常化までに回復余地もあるということなので、資本財とか金融あたりはまさにその例かなと。

ともあれ大きく賭けて2番底ということもありますから、どれくらい下がったらこれくらい投資するという感じで定量的に投資するルールを考えた方がいいのかなと1年経った今では考えています。

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