コロナショックから1年間の米国上場ETFの資金流入を見ると、以外にも債券ETFが目立つ
コロナショックから1年ということで、各資産のパフォーマンスを先週調べましたが、米国長期債以外はプラスという結果でした。
米国長期債ETF(TLT)以外はコロナショックから1年経ってプラスだった - 関東在住福岡人のまったり投資日記
コロナショックから1年ということで米国株に関してパフォーマンスを調べましたが、ハイテク関連よりも小型株やエネルギー、資本財の方がパフォーマンスがよく意外な結果となりました。...
とりあえずはETFで流出入の確認ができますので、コロナショックの底の3/23からの期間で見てみると、債券関連も流入の上位に来ていて意外だなと。
2020/3/23~2021/4/8の米国上場ETFの資産流出入ランキング
まず、2020/3/23~2021/4/8の米国上場ETFの資産流入から見ていきましょう。

バンガードのETFが目立ちますけど、トップはVTIで2番手VOO。VTIが圧倒的です。
ただ、3番手4番手は米国総合債券ETFのBNDとAGGですし、7~9番目の債券。
意外と債券ETFへの流入が目立つんですよね。
加えてVXUSとBNDXと米国除く債券や株式にも流入の上位に来ていて、米国外への投資も継続して行われたと言えるでしょう。
ちなみに去年大人気だったARKKは6番目でNASDAQ100のQQQよりも上でした。
では、流出はどうかというと1番目2番目はコストが高いSPYとEFA。

特徴的に目立つのは短期債と3番目の低ボラティリティ(USMV,SPLV)ですね。
セクター別で見ると金融セクターへの流入、生活必需品セクターが流出というのが目につきます。
直近1ヶ月だと金と適格社債の流出が目立つ
では、直近1ヶ月で大きな変化はあるか確認してみたところ、流入ではQQQがトップに立って目立っています。

後は傾向としてIEMG、IEMが入っていて新興国も目立っていますね。
一方、流出として目立つのは金(GLD)と適格社債(LQD)。とくに金は投資本が多く出たのがフラグだったんじゃないの?という気もする結果。
加えて相変わらず低ボラティリティの流出が目立つ一方、日本株やバイオテクノロジー(IBB)が上位に効いているのは、個人的にはちょっと気になるところではあります。
円安も一服した一方、NYダウは34000も見えてきている状況ですのでやや加熱感の印象もあります。
なかなか難しい投資環境ですが、引き続き定点観測していきます。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
