「スタートアップとテクノロジーの世界地図」に載っていて気になったパランティアテクノロジーズ(PLTR)
山本康正氏の書籍を続けて読んでいて、「スタートアップとテクノロジーの世界地図」を先週読みました。
その前に読んだ「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」と違って、具体的に面白そうな起業についての開設本という感じでしたね。
「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」に載っていたGAFAM+BATHの業態比較 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
投資手法的にハイテク関連に投資をしてませんが、ハイテク関連の最新のテクノロジーに関しては興味があって動向を追っています。ピーター・ディアマンディスの「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」を読んだのもその一環ですね。...
40社くらい紹介されてたのですが、個人的に印象に残ったのはアメリカの「パランティアテクノロジーズ」、日本だと強いてあげるならば「プリファードネットワークス」かなと思いました。
パランティアテクノロジーズ(PLTR)
アメリカの起業に関しては20社以上載ってるのですけど、テスラはともかくとして加工肉は面白そうだと思いました。
ただ、決済関連とか仮想通貨カレンはがそれなりにあって余りピンとこない起業も多かったんですよね。
そんな中、印象に残ったのは去年の9月に上場したパランティアテクノロジーズ(PLTR)・
2004年にピーター・ティールとアレックス・カープによって設立された会社ですが、専門知識を必要とせずにあらゆる種類のデータを分析するソフトウェアを開発していて、技術はpayPalのシステムがベースとなっています。
一番の大きな顧客がアメリカ政府でCIAから支援を受けていて、扱うデータが政治・災害・軍事・医療・サイバーセキュリティ・犯罪者管理など。
2014年には日本にも進出していて、SOMPOとも共同出資会社を設立していて、将来的には日本政府にもサービスを提供する予定とか。
株式に関してはNASDAQやS&P500と比較しても1年経たずにこの差。

とはいえコカ・コーラやアメリカンエクスプレスの顧客が離れていて技術の優位性は未知数な面もあるので、文字通り未完の大砲的な感じで賭けてみる価値はある起業かなと思いました。
中国企業にピントル来る企業はなく、日本企業なら「プリファードネットワークス」
中国企業も多数載ってたんですが、う~んなんかピンと来るものがなかったといいますか。
そりゃ市場規模大きいから投資をしていて利益は出るかもしれませんが、世界中に広がるかというと微妙な印象。
むしろGrabとかGO-JEK、Paytmといったあたりの方が面白いんじゃないかと思ったんですよね。ウーバーが競合を避けるためにソフトバンクが仲介して進出しなかったとかあるようですし。
で、日本企業は5社上がっていて「プリファードネットワークス」「スマートニュース」「リキッドグループ」「ラクスル」「WHILL」。
スマートニュースがアメリカ進出を着実に成功させてるのは意外ではありましたが、個人的にはAIロボティクス観点から「プリファードネットワークス」が一番かなと。
Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦
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西川 徹/岡野原 大輔 KADOKAWA 2020年03月18日頃
日本発AI技術者集団プリファードネットワークス(PFN)、「順当にできることはGAFAがやる。穴を突かないといけない」 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
大学時代に単位を取った数学をもっと突き詰めればなぁというのは、それがいま投資なんかでも役立つのがわかったからというのもあります。とはいえ遊びほうけてて時間の無駄の極みだったけれども、多少なりもプログラミングをやったり、卒論で携わった分野の知識は役立ってると思いますね。Pythonもかじったおかげで投資の集計には一部使ってますし。そんなプログラミングや計算科学の分野を学生時代から極めて、日本初AI技術者集団...
ただ、自動運転分野での実績が聞こえず開発が難航していて、産業用ロボットの分野を目指したり、AI基盤ソフトから高性能チップやスーパーコンピュータの開発に注力して、バイオや科学の分野を切り開くとか。
一応、自動車、自転車、歩行者)の軌道を予測し、その正確さを競うコンペでは上位に入ってるようですが、それがどこまで技術に結びつけれるか。個人的に動向追ってみようと考えています。
ともあれ興味深い起業が網羅されてますので、ハイテク関連に投資をしたい人は読んでおいて損はない内容じゃないかなと思いました。


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