バンガード・米国バリューETF(VTV)
3本の米国籍バンガードETF(VTV、VUG、BNDX)が本日より販売開始
先日記事にまとめました新規に販売開始になった3本のバンガードのETF。3本に関しまして勉強も兼ねてまとめていこうと思います。まずは順番通り「バンガード・米国バリューETF(VTV)」から行きたいと思います。
概要は公式によると、米国株式市場の大型バリュー株セグメントを網羅する、CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
このインデックスは米国株式市場の大型バリュー株セグメントのパフォーマンスを正確に表しつつ、売買回転率を低く抑えるように作られているインデックスです。
CRSPは聞いたことないフレーズですが、シカゴ大学ブース・ビジネス・スクールに開設された研究センターで、CRSPのデータは、米国株式投資のリターンとリスクの関係について過去50年間に実施されてきたいくつかの重要な調査研究のベースとなっているそうです。
2014/9/30時点の各数値は以下の通りです。
- 銘柄数:318
- 総資産:$78.1billion
- PER:16.4
- PBR:2.0
- ROE:16.4
そこまで割高という感じではないですね。
vanguardは銘柄数いっぱい持つというのがポリシーなんでしょうか?
では、大型バリュー株だとセクター別の比率はどうなるのでしょうか?
Basic Materials 3.80%
Consumer Goods 10.40%
Consumer Services 7.50%
Financials 22.00%
Health Care 13.50%
Industrials 11.40%
Oil & Gas 10.90%
Technology 10.70%
Telecommunications 4.30%
Utilities 5.50%
金融の割合が高いですね。
ただ、VTでも比率は22%ぐらいなのでこんなもんなんでしょうね。
次に上位構成銘柄を見ていきます。
1 Exxon Mobil Corp.
2 Microsoft Corp.
3 Johnson & Johnson
4 Wells Fargo & Co.
5 General Electric Co.
6 Berkshire Hathaway Inc.
7 Procter & Gamble Co.
8 Chevron Corp.
9 JPMorgan Chase & Co.
10 Verizon Communications Inc.
高配当あたりでもよく見るおなじみの面子が並んでおりますが、その中でまさかのバークシャー。しかも6番目に入ってますし。バフェットの投資先の企業も多く上位に入ってる気がしますね。
バリューという面から見てもエネルギーと携帯電話ははいるんですね。10位以内には入ってませんが、AT&Tも入ってます。前回見たように高配当株あたりとそこまで差がない影響は被ってる銘柄が多いんでしょうね。
大型のバリュー株ということで、じゃあ小型株(VB)のETFとは違いがあるのか?VOO、VTV、VBで比較してみました。上VTV最大(リーマンショック期間含む)と下直近1年です。


大型株、小型株の差があるとはいえ、大型バリュー株ですと、小型株並みにリーマンショック時に落ちてますね。後、大型バリュー株は基本的にS&P500を追従しています。ここ1年は小型株があまりよくないようです。
基本的にバリュー株の方は特に他の所持しているETF(VT,VIG,VYM)あたりと、銘柄があまり変わりがないのでそこまで買いたいとは思いませんね。
ただ、大型バリュー株があるのなら、小型バリュー株もある?
あるとしたらどんな感じになるのか気になったりしました。


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