「暴落に見舞われるが歴史を振り返ると1年程度で戻る」というがここ5年はドル円の為替でも恵まれている
土曜の昼ぐらいにtwitter見てたら以下のtweetを見ました。
「投資していると、暴落に見舞われるが歴史を振り返ると1年程度で戻る。」リーマンは4年
— 亜真美春香🍶🍺🌶️⚖️5.22 (@Haruka2007Toshi) May 22, 2021
ITバブルは7年(そして直後サブプライム)
株式の死は17年
世界恐慌は26年
私はこう記憶しているけど
どうでしょうか? https://t.co/C1lcrYZyPJ
最近投資を始めた人はそう感じるでしょうが、実際ITバブルやリーマンショックは回復するまでに時間かかってますし、日本株とかどうなるよという話。
日本株の場合はリーマンショックで景色が変わっているとは言え、欧州株ETFのVGKや新興国株ETFのVWO見たらリーマンショック前を超えてませんからね。
そしてもう1点抜けてると思うのは日本で海外に投資をする上で、為替の面でここ5年恵まれているのを忘れちゃ行けないと思うんですよね。
この5年海外株に投資をしていても円高が進まなかった
1年で回復しているというのは各国中央銀行の政策が大きいと思います。
で、リーマンショック当時もバーナンキ回顧録読む限り政府は「これ以上株価が下がると401Kへの影響が大きい」と発言していて、これがリーマンショック後に2016年とか2018年株価の急落があっても1年で回復しているのに寄与しているでしょう。
ただし、富めるものは富む状況ですから、いずれ格差是正を唱える政権が先進国で誕生したときに配当課税だけでなく政策転換したときに逆流する可能性があるのは意識しておいた方がいいかと考えます。
で、その上で仮に1年で市場は回復すると言っても、ドル円などの為替の面で相当恵まれていることは留意しておかないといけません。
ちなみに5年前に出た「あれか、これかに」よると当時の1ヶ月当たりのドル円相場のボラティリティが2.6%、年間で9%。
過去10年のドル円の動きを見ると、2017年以降平均の9%もあるようには思えず、逆に変動が小さくなっています。

短期で見るとコロナショック時に相当ぶれましたが、1ヶ月で見てもそこまでありませんでした。
しかし、仮に為替の変動が株価の下落に加わった場合にどうなるか?
さらにそれが数年とかにわたると1年で上がると考えてる人にはきつい展開になるんじゃないでしょうかね。
「バブルの歴史」を読んでいると明らかに死亡フラグを立てる人がいるだけに、歴史に学んでおく必要はあるんじゃないかと思う今日この頃です。


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