岡三証券の「資産運⽤トラウママップ」によると「運⽤トラウマの崖」が40歳前後にある
岡三証券が出した「資産運⽤トラウママップ」。下記は岡三証券が出した⽇経平均をドルコスト平均法で毎⽉1万円買い付けた時の期間別リターンの複利年率換算値の表で、「資産運用トラウママップ」だそうです。
— 名古屋の長期投資家(なごちょう) (@Nagoya_Tyouki) May 28, 2021
私が始めたのは95年12月なのでほぼ96年ですから、トラウマ期間が52%もあった・・・https://t.co/7V7qPFLLxK https://t.co/mBxX8XJPRp pic.twitter.com/aHf3e6OuTA
私は30代なので新たな世代の方に入るようなのですが、これを見ると興味深い傾向があるなと。「⽇本ではなぜ資産運⽤にトラウマが⽣じたのか」として、⽇本で資産運⽤が進まない要因として株式市場へのトラウマがあるとした。そこで世代別に抱くトラウマを考えるために岡三証券では以下の「資産運⽤トラウママップ」を考案した。同図表では、資産運⽤に向けたトラウマを抱く世代の存在と、変化を促す主体として20代、30代を中⼼とした新たな世代が存在する⼆極化が⽰されている。
「運⽤トラウマの崖」が40歳前後にある
「日本株式市場のトラウママップ」は⽇経平均株価をドルコスト平均法で毎⽉10,000円買い付けた場合の期間別リターンの複利年率換算値。マップ内数値の単位は%。配当等は考慮していない。投資開始時点は各初年度の1⽉末。その後は12⽉末時点を⽤いて算出。トラウマ期間は投資開始年におけるマイナス利回りの年の⽐率を⽰しています。

私が投資を始めたのは2011年と今年でちょうど10年なのですが、最初の年はマイナスだったのですけど(当時先進国、新興国株式とバランス型ファンドにしか投資してない私は軽傷で始められた)、その後はずっとプラス。
1年間不調だったのも2015年秋~2016年のアメリカ大統領選挙までという感じで、リーマンショックやITバブル級の数年に渡る下落も経験してないのは幸運です。
ちょうど1981年生まれ以降のミレニアル世代がまさに雪解け世代に当たっていて、わたしの年代は既婚や子持ちなど条件が異なっていても確定拠出年金なども広がっていて投資経験がある人の方が多い。
たしかに40前後は違うものの、40代後半と今の30代って仕事とかの価値感含めて断層があると思います。バブル世代と40代後半も断層がある感じですが。

世代を上に見ていくと、1989年や1990年頃開始した人はマイナスの期間が3分の2を占める上に、10年近くマイナスが続いてる投資開始年もある。
そりゃよほど我慢強くないときついでしょうね。
そもそもわたしが投資を2011年に開始できたのも、競馬をやってたからあまりにも日経平均下がりすぎていてオッズ的に美味しいのではないかという考えに至り、2009年ごろから考えていたのが大きいですし。
誰も投資に関して話をしてない時期でしたから、やっぱりある程度逆張りっていうのが投資には必要かと思います。
で、現状NISAやiDeCoなどの制度サポートも大きいのですが、逆にトラウマなき世代が数年に渡る資産の下落が起きた時に耐えれるのか?っていうのはこの表を見て思うのが正直なところ。
「暴落に見舞われるが歴史を振り返ると1年程度で戻る」という意見がでるのもこの恵まれた状況だからでしょうけど、過去と全く同じことが起こるとは限りませんが、歴史は韻を踏むものですから、今の恵まれた相場の中で警戒感は持っておいたほうがいいのかなと考えます。


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