マネックス証券が来月からDRIPではない米国株定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)を開始へ
金曜日に日経の記事をチラチラ見ていたら以下の記事が目を引きました。
マネックス証券は6月から、米国株の定期買い付けサービスを始める。個人投資家が保有銘柄の配当金を自動的に再投資したり、毎月の指定日にあらかじめ設定した金額を上限に購入したりできるようにする。配当金を使った米株の定期買い付けは国内の大手ネット証券では初めてという。グループの米ネット証券、トレードステーショングループと連携し、上場投資信託(ETF)を含む約4100銘柄を対象とする。通常年4回の配当金を使って保有銘柄を自動で買い付けられる。配当金が1株の購入代金に満たない場合は、不足分として証券口座の資金を自動的に充てられるようにする。
これだけ読むと配当再投資のDRIPと同じじゃないかと思ったのですが、この記事の後詳細がでていました。
米国株定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)開始予定のお知らせ | 最新情報 | マネックス証券
マネックス証券では2021年6月上旬(予定)より、米国株取引において、定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)の取扱いを開始いたしますのでお知らせいたします。
(中略)
なお、本サービスは金融商品取引法第35条1項7号に規定される、「累積投資契約」には該当いたしませんので、注文の発注の際には「米国上場有価証券等取引に係る上場有価証券等書面」をご確認いただく必要があります。また、「配当金再投資サービス」は、米国のDRIP(Dividend Reinvestment Plan)制度には該当いたしません。税制優遇の措置は受けられず、当該サービスを利用し約定した際には所定の買付手数料が必要となります。
マネックスがひねり出した技で配当金再投資が可能になりましたが、この制度ならば楽天やSBIも追従可能のように思えますので、なんとかしてほしいなと思います。
で、この制度が自分があったら自分が利用するかというと利用したくなりますね。
サクソバンク証券のDRIPは設定しても対象外の場合がある
サクソバンク証券はDRIPが使えるのもありますけど、対象銘柄がETF含めて大手ネット証券で取り扱いのないものに投資をするというのが大きいです。
で、各銘柄DRIPの設定はできるのですけど、実は対象外でしたということもありますし、サクソバンクは対象になってるかは不明瞭。
以下の説明だけじゃ全くわからないですからね。
DRIP対象・非対象の株式・ETF銘柄を調べる方法がありますか?
その意味で対象銘柄絞られてるとは言えマネックス証券内の取扱銘柄全てというのはわかりやすいですね。
加えて以下の対応が明確になってるのはいいことだと思いますね。
①非課税口座(NISA口座)での設定が可能
②未保有の銘柄も事前に設定可能
③オプション機能により預かり金を追加して購入が可能
税制優遇の措置は受けられず、当該サービスを利用し約定した際には所定の買付手数料が必要とはなりますが、仕組みとしては悪くないでしょう。
わたしのようにインデックスファンドのコスト競争が激化する前から投資をしている人はETFとインデックスファンドのコストは3倍以上離れていました。
なのでそのときに海外ETFに結構投資していた分があり、配当もそれなりにある場合、この制度は助かるんですよね。
しかも割とETFも3つくらいに分散してたりする場合にも活用可能ですから、大きいと思います。
ボーナス月設定できるのも米国株ETFの配当が入ってくるタイミングに重複してますから資金補充可能になりますし。
ともあれマネックスが動いたことで楽天とSBIはどう動くのか?早く対応してくれることを期待したいですね。


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