米国ETFの種別純資産総額を見ると大型株は3割程度でグローバル株式は3%にも満たない
先月後半から中々投資関連の本を読めてなかったんですが、ぼちぼち買いたい本と思う本も増えてきたので、買った本から読み始めています。
その中の一冊として「ETF大全」を今読んでいます。
野村アセットマネジメントが書いた本で、日本の投資家向けの内容で、ETFの仕組みもわかるようになってる一冊。
ETFに関するデータが豊富に載っていてなかなか興味深いものが多かったです。
で、気になるデータとして米国ETFの米国ETFの種別純資産総額のデータを見たのですが、なかなか面白い傾向があるなと。
米国ETFの種別純資産総額を見ると大型株は3割程度で、新興国株式より海外株式の比率が高い
まずETFの純資産総額と本数の推移が載っているグラフがありましたが、10年でETFの本数は5倍近くまで増えてるのがわかります。

また興味深い傾向としては、2017年や2019年といった株式市場が比較的安定していた年は大きく本数が増えてるのも特徴的ですね。
しかも債券、株式両方とも大きく増えてるんですね。株価が冴えたり変動が大きかった前年に企画されたものもあるのでしょうけど。
で、この割合を株式など細かく見るために米国ETFの種別純資産総額で見たのが以下の図。

大型株は3割程度で債券が2割超えの程度。
割と小型株のETFは見ますが、中型株と比率はほぼ変わりません。
確かにバンガードとかiシェアーズのETFのリストを見るとここまで細分化して分けるか?というくらい中型株でも色んなETFがありますし。
興味深いのは米国株式その他とセクター別が1割程度づつ占めてるんですよね。
その他というのはスマートベータ関連などが入っていて資産規模が大きくなってることと、セクター別に投資する傾向が強いというのは日本と比較して違う点と言えるのではないでしょうか?
もう1点日本と異なるのは、海外株式(米国外先進国)>新興国>グローバルという点で、日本だと米国株除くとグローバル>新興国>>>>米国外先進国となります。
もちろん米国外先進国に日本が高い比率で含まれるというのはあると思いますが、これはわたしが投資を始めた10年前から続く傾向。
捻くれてるわたしは米国外先進国過小評価されすぎじゃないか?と思って逆張りしたくなってしまいます。
果たして米国株一択が報われるのか、米国外先進国にも投資している方が報われるのか?5年くらい経ったときにVIGI、VYMI、IMTMに投資したのがどう転ぶのか実験を継続していきます。


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