バリュー株、小型株、高配当株が好調で、モメンタムがこけた2021年上半期
昨日は2020年上半期のセクター別のパフォーマンスを見てきましたが、他に調べておきたいなという意味では、バリュー、グロース、低ボラティリティ、モメンタム、サイズ、配当のスマートベータ別みたいな区分けでどうなってるかが気になりました。
セクターよりスマートベータ的に投資をしている部分の方が資産規模も大きいですし。
色々と2020年のパフォーマンスについて年明けから見てきましたが、個人的に重視しているファクターに関しても最後に調べておこうかなと。わたしの場合、少しでもマイナス幅を下げるとか、下落耐性があるというのを好んでいて、普通にS&P500に投資とはちょっと違った運用方針ですし。...
対象としたETFは以下の通りです。
クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
ゴールドマン・サックス・アクティブベータ米国大型株ETF(ティッカー:GSLC)
※iSharesとゴールドマンサックスのETFは日本の大手ネット証券では買えません。
これらのETFの2021年上半期のパフォーマンスはどうなのか確認してみました。
2021年上半期のパフォーマンス

棒グラフは左からクオリティ(ティッカー:QUAL)、サイズ(ティッカー:SIZE)、モメンタム(ティッカー:MTUM)、低ボラティリティ(ティッカー:USMV)、増配(ティッカー:VIG)、高配当(ティッカー:VYM)、小型株(ティッカー:VB)、バリュー(ティッカー:VTV)、グロース(ティッカー:VUG)、マルチファクター(ティッカー:GSLC)、S&P500です。
S&P500を上回っていたのは、サイズ、高配当、小型、バリュー。
逆に大きくS&P500に負けたのがモメンタム、低ボラティリティ、増配。
個人的に高配当に比率多めで投資しているものの、増配とモメンタムの不調はカバーしきれなかった上半期です。
ちなみに上半期の値動きの推移が以下の通り。

2月にグロース株とモメンタムが急落してモメンタムは冴えないまま。
ポートフォリオを大改造したものの沈んだまま上半期が終わった感じですね。
ポートフォリオの大改造の効果が下半期に出てくるのか気になるところです。
一方、同じ時期に急落したグロース株はここ1ヶ月は復調傾向で、逆にバリュー株が一時よかったのですが流れが変わりつつある印象。
ただ、ハイテク規制や課税の話はくすぶってる状況ですから、順調にいかない可能性も以前より高いんじゃなかろうかと考えています。
ファクター別に組み合わせてリスクとリターンをうまくコントロールしていきたいところです。
ともあれファクターを組み合わせた方がシャープレシオ上がる傾向にあることを「ファクター投資入門」は示してましたので、引き続きファクターを組み合わせた投資を行い方向で進めます。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
