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関東在住福岡人のまったり投資日記

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2021年上半期に読んだ本の中で、夏休みにオススメしたい14冊を紹介

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上半期が終わりまして、図書館が緊急事態宣言中は開館時間に制限がかかってましたけど、昨年の上半期ほどではありませんでした。

そのおかげで2020年上半期は60冊程度、下半期は70冊まで復調してましたが、2021年の上半期は84冊まで増加。

やはり時間があるとこれだけ読めるなと思う一方、図書館分含めてハズレもそれなりに引いたかなと言うのが正直なところです。

2020年下半期に読んだ本の中で、年末年始にオススメしたい13冊を紹介 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

上半期ほどではないものの行動が制約される中で2020年が終わろうとしています。コロナ騒動の影響で図書館が1カ月半使えない状況になりましたので、上半期読んだは60冊程度でしたが、下半期は70冊まで復調しました。10~11月忙しかった分、2019年下半期の80冊届かずといったところですね。...

相変わらずタイトル詐欺のような本もつかんでおりますが、いいなと思った本は15冊程度あったかなと思います。

上半期が終わり、上半期読んだ本の振り返りと言うことで、個人的にオススメしたい本を13冊を紹介します。

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資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資


仕事辞めてバラ色というFIRE本が洋書含めて多い印象ですけど、現実を知るという意味でも貴重かと考えます。

とくに第3部は書き残しておきたい、伝えたいと思った話が書かれていて、見習いたいと思う点も多かったです。

株式投資においても、大勝はしなくても致命的な負けはしないこと。つまり、ポートフォリオ全体での勝ち(資産の増加)を目指す投資を行う方が良い。というのは、いまの相場を見ておりますと強く思います。

三位一体の経営


読み終えると日本の問題点として経営者がリスクを取ってないことがよくわかります。

だからこそ投資家思考を持った経営者がいる企業こそ強いということが今後はますます傾向として強まるんじゃないかと思いました。

その意味で、役員・従業員の保有株式数を引き上げるとともに、経営を客観視できる厳選投資家を大いに活用すべきというのはその通りかと。

一見、経営の本か?という印象を持ちますが、経営者・従業員・株主のトレードオフをトレードオンに昇華させる「複利の経営」を提唱していて、とくに個別株で企業を分析するときに参考になる事象が多く、投資家にもオススメできる本だと思いました。

航路を守れ バンガードとインデックス革命の物語


日本で販売されていたウェルズリー・インカムファンド以外のファンドの歴史も詳細に書かれていたのですが、その中にはアクティブファンドで運用は投資顧問会社に任せているなど意外な運用手法のファンドもあるのは興味深かったです。

失敗例も赤裸々に書かれていますが、複数の投資顧問会社を利用したファンドもあり、それでコスト面が安いからこそここまでバンガードが成長したと言うことの一例でもあるように感じました。

インデックスファンドやバンガードの歴史、ファンドの仕組みを知ることができる一冊だと思います。

起業の天才


リクルート創業者江副浩正のノンフィクションになります。

リクルート事件はライブドア事件と似ている部分もあるかと思いますが、では何故そんな会社が、危機を乗り越えて(バブルでも不動産にがっつり絡んでいた)株式時価総額で国内10位までのし上がったのか?

リクルートの内幕を読んでいるとその理由はわかりますし、江副氏の先見性や経営者としての手腕はすばらしいものがあったと伝わります。

バブルに浮かれ性格が傲慢になっていった状況で、上がり続ける不動産投資にのめり込んでいく様はまさに投資の落とし穴に嵌まった感があり、投資を行う上での教訓も学べる一冊です。

機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法


フィデリティではジョエル・ティリングハストの下で研修を受けた泉田良輔氏の本になります。

投資家にとってなじみのあるPERとPBR、そしてROEを切り口にその扱い方をグロース株とバリュー株という切り口とはやや目線を変えて説明してくれています。

具体的な銘柄の事例も数多く、機関投資家のアプローチが参考となる本です。

モア・フロム・レス(MORE from LESS)


人類は経済成長と資源消費量を切り離すことに成功し、経済の脱物質化へと舵を切った。このすばらしい現象について、なぜそれが可能となったのかを解き明かし、どんな可能性を秘めているのかを記しています。

度々引用されているスティーブン・ピンカーの21世紀の啓蒙やファクトフルネスと同じ方向性の本だと思います。

アメリカや先進国では資源の消費量が下がっているグラフを見ると、コモディティなどの価格はどうなるのか?ということを考えさせられました。

逃げて勝つ投資の鉄則


田中泰輔氏はアメリカ・欧州・日本の大手金融機関9社で通算35年間も市場戦略業務を担ってきた人で、各種メディアでも取り上げられてる人です。

このタイトル読んだら短期的に高リターンとかスイングトレードなんかをイメージする人は多いかと思います。

しかし、内容としては「コア・サテライト投資」を推奨していて、長期投資が基本で短期中期の資産ポートフォリオを経済金融の仕組みやメカニズムを理解し、予測・予想や憶測によってではなく事実によって豊かな資産形成を目指す方針です。

個人的に全面賛成というわけではないですけど、整理されてる点でなるほどなと思うところは多かったです。

ETF大全


日本でのETF誕生25周年に当たって、ETFの商品性や使い方から、商品性を支える裏側や具体的に何を行っているかまでできる限り詳細に体系立てて網羅した本となります。

野村アセットマネジメントが出してるだけあって、ETFの基礎から国内海外ETFの資産額、国内制度や乖離が起きる仕組み、流動性、銘柄保有方法のタイプ別など詳細が書かれています。

ETFの奥深いところまで知りたい人にとってはいい解説書だと思います。

ドラッグストア拡大史


著者の日野氏はニューフォーマット研究所の代表取締役で、前職はチェーンストアのための専門誌を経験していて、20数年前にはドラッグストアの創業者とアメリカ視察なども行っていたようです。

創業者への取材で長年かかわってきた人脈などから書いてある内容はほんとドラッグストアの歴史が網羅されてると思いましたし、ドラッグストアがなぜここまで発展したかもわかりやすかったです。

ドラッグストアの歴史や各社の強み、戦略などが学べる1冊です。

LIFESPAN(ライフスパン)


一応、生物関係も高校・大学までで履修していたおかげで知識が多少はあるのですけど、それを抜きにしてもわかりやすかったですし、読み終わると老化は防げるとポジティブになれるかなと思います。

老化防止の治療を受けることで若返るのも可能になり、寿命も延びるということで、色々と是非はあるとは思いますが個人的にはこういう治療もありだと考えます。

同時に仮に10年後可能になってれば、受けてみたいと思いますし、大学に入り直して学習するとかやってみたくなります。

今後寿命が伸びたときにどう生きるかを考えさせられる一冊ですし、ヘルスケアセクター絡みに投資をする人は読んでおいて損はない一冊だと考えます。

ソニー半導体の奇跡


半導体事事業グループ副本部長や業務執行役員EVP半導体事業本部長を歴任した齋藤氏が半導体事業の製品開発や人間模様を含めて語った本になります。

同時にソニーはおかしくなったという報道が流れる中でもここまで立ち直れたのは、ソニーだからこそというのもわかる内容だと思いましたね。

リアルな周りの心情まで描写されていて、外から見えない強烈な個性同時のぶつかり合い、駆け引きの中で運や偶然にも左右されながら今のソニーが形作られていることがよくわかります。

センサーに関しても幸運や偶然ではなく、その事業に関わる人間の意欲と能力を引き出す組織マネジメントに真奥の一原因があったのだと納得させられるものがありました。

スウェーデン 福祉大国の深層


神奈川県警入職後、オーストラリア留学を経てIT 企業で数年間勤務後、世界屈指のスウェーデンの通信機器メーカー・エリクソン社へ転職した異色の経歴を持つ人が、北欧幻想を打ち砕くレベルで影の部分を多く書いている本になります。

北欧というと格差が少ない福祉国家という印象がある人も結構いると思いますが、その実態は階層社会だなと思うレベルで、上位1%の富裕一族が24%の富を保有していて、ストックホルム証券取引所の約70%の株が15家族で独占されているのは衝撃的。

日本も見習えとはとても思えない内容が多々書かれています。

生産性向上が叫ばれる中で、ほんとに北欧を見習えが正しいのか?こういう本も読んで判断する必要があるかと考えます。


メスを超える


著者の杉本氏自身が医療の3D画像などに魅せられて、早くからMacやOsiriXなどを活用していたので、3DプリンタやHoloLensの活用に積極的なのが本でも伝わってきました。

そんな中で、単なるロボット医療だけではなく3Dプリンタを使って臓器のモデルを作り、切除箇所を色付けしてHoloLensも手術に使用されています。

医療現場の内情や、ここまで医療技術が進んでいるのかを含めて非常に興味深い本でした。

アマゾン化する未来


英語のタイトルが「Bezonomics(ベゾノミクス)」だったりして、こっちの方が邦題でもよかったんじゃないかという気がしますが。

Amazonがこれまで取り組んできたこと、これから取り組もうとしていることがわかりやすく説明されていました。

ベゾノミクスとはなんぞやというと、アマゾンが成長して来た概念である「フライホイール」(コストを下げることで、顧客が増え、それが小売り業者を引き寄せ、売上高を増やすことによりコストが下がる、という好循環)の長期的思考が根幹というのは、投資にも応用可能かなと思いました。

「ジェフ・ベゾス果てなき野望」の中でもAmazonの暗黒面の部分として描かれていた、Amazonに買収されたクイッツィの創業者だったマーク・ローリーは短期間アマゾンに在籍した後、2016年にウォルマートの取締役に就任していてその後が描かれていて、ウォルマートとの最終決戦が起きようとしてるのは出来過ぎの話の気がしますが、リアルなんですよねぇ。


80冊以上から14冊に絞るまで数冊悩んだ本もありましたが、下半期もこれは!と思った本をブログを通して紹介できればと思います。
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