下落相場のセクター別ETFの値動き
今年に入ってから年始、8月、そして今月と下落局面があった記憶なのですが、今月もまた月の真ん中で底打って、月末にかけると巻き返しているというのを繰り返している気がします。それだけ米国経済が堅調である証拠であるのでしょうけど。
今月も下がってんなぁという感じでしたが、また例によって月末上がるんじゃないかと思ってましたらその通りでした。一応投入資金は残業しまくりでそれなりに確保しておりましたが見送りました。まぁ、しゃーないという感じです。
この下落局面の株式といいますと、シーゲル派ご用達の生活必需品セクターが思い浮かばれます。ただし、海外では生活必需品関連上がりすぎじゃね?という意見もあるとか。
そこで以下のセクターを米国(バンガード)と全世界(iShares)のETFの値動きで比較してみようと思います。
- 電気通信
- 生活必需品
- エネルギー
- ヘルスケア
- 一般消費財
シーゲル系のセクター3つに一般消費財と高配当系の企業が多そうな電気通信を選んでみました。
まずはグローバルセクターのETF出しているiSharesのETFで比較してみました。
比較するETFは以下の通りです。
- iシェアーズ グローバル・電気通信ETF(IXP)
- iシェアーズ グローバル・生活必需品ETF(KXI)
- iシェアーズ グローバル・エネルギーETF(IXC)
- iシェアーズ グローバル・ヘルスケアETF(IXJ)
- iシェアーズ グローバル・一般消費財ETF(RXI)
まずは直近の1か月。

原油価格の下落の影響でIXCの下落が目立っております。
それに対しKXIは下落幅が一番小さい特性がでていますね。
次に1年、10年で見てみましょう。


IXPの異常な急落は何があったのやら・・
10年で見ますと、エネルギーは上下動が激しく、一般消費財は余りよくないですねぇ。そして、リーマンショック時を見ても、一般消費財とヘルスケアの下落耐性は傾向としていえると思います。
次に米国株式に絞って調べるために、vanguardのETFで米国セクター株で見てみましょう。
- 電気通信(VOX)
- 生活必需品(VDC)
- エネルギー(VDE)
- ヘルスケア(VHT)
- 一般消費財(VCR)
まずは直近の1か月。

やっぱりエネルギーセクターが下落していて、生活必需品セクターが安定している。
次に1年、10年で見てみましょう。


1年で見るとエネルギーの急落っぷりがよくわかります。10年単位で見ると、一般消費財のリーマンショック時からの回復は目立ちますね。
iSharesのグローバルとはいえ、アメリカの比率は高いといえますけど、傾向から見ると、下落時に生活必需品は強いといえそうです。エネルギーは原油価格の影響がありますが、直近の調子はよろしくない様子。ただし、このパターンはジム・クレイマーが書いてた買い時ともいえるのですが・・
今日取り上げたセクターに関しては引き続き監視していこうと思います。


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