KXIやIXJなどiシェアーズのグローバルセクターETF含め25本がコスト引き下げへ
個人的にヘルスケアセクターや生活必需品セクター重視で投資をしていますが、そのきっかけの1つはジェレミー・シーゲルの本を読んだのが大きいです。
セクター別に投資するETFに関してはiシェアーズのグローバルセクターETFへの投資も考えたこともあります。
ただ、例えば生活必需品セクターだと米国株のみのVDCが経費率0.1%なのに対して、グローバルセクターのKXIは0.46%と4倍以上で手を出す気にならないというのが正直なところです。
そんな中、iシェアーズが25本のETFのコスト引き下げを発表したのですが、その中にグローバルセクターETFも含まれていました。
iShares、25本の ETF のコストを引き下げ | HYIP de orz
7月30日付。一番右が新しいコストです。
Fees Slashed On 25 iShares Funds | ETF.com
The expense ratio changes range from 1 to 3 basis points.
グローバルセクターや半導体、バイオテクノロジー、医療機器ETFなども0.01~0.03%程度コスト引き下げ
引き下げられたETFをまとめると以下の通りです。
グローバルセクターや半導体、バイオテクノロジー、医療機器ETFなども0.01~0.03%程度コスト引き下げられています。月30日付。一番右が新しいコストです。
WP iShares Russell Mid-Cap Growth ETF $15.92B 0.24% 0.23%
IWS iShares Russell Mid-Cap Value ETF $14.16B 0.24% 0.23%
IBB iShares Biotechnology ETF $10.69B 0.46% 0.45%
IHI iShares U.S. Medical Devices ETF $8.01B 0.42% 0.41%
SOXX iShares Semiconductor ETF $6.98B 0.46% 0.43%
ICLN iShares Global Clean Energy ETF $5.98B 0.46% 0.42%
IXN iShares Global Tech ETF $5.57B 0.46% 0.43%
IGV iShares Expanded Tech-Software Sector ETF $4.86B 0.46% 0.43%
IGM iShares Expanded Tech Sector ETF $3.75B 0.46% 0.43%
IXJ iShares Global Healthcare ETF $3.25B 0.46% 0.43%
IGF iShares Global Infrastructure ETF $3.08B 0.46% 0.43%
IXG iShares Global Financials ETF $2.87B 0.46% 0.43%
ITB iShares U.S. Home Construction ETF $2.39B 0.42% 0.41%
IXC iShares Global Energy ETF $1.42B 0.46% 0.43%
MXI iShares Global Materials ETF $875.7M 0.45% 0.43%
INDY iShares India 50 ETF $665.3M 0.93% 0.90%
KXI iShares Global Consumer Staples ETF $593M 0.46% 0.43%
RXI iShares Global Consumer Discretionary ETF $459.3M 0.46% 0.43%
IGE iShares North American Natural Resources ETF $451.3M 0.46% 0.43%
EXI iShares Global Industrials ETF $435.8M 0.46% 0.43%
IXP iShares Global Comm Services ETF $332.8M 0.46% 0.43%
WOOD iShares Global Timber & Forestry ETF $311.7M 0.46% 0.43%
JXI iShares Global Utilities ETF $148.3M 0.46% 0.43%
IEZ iShares U.S. Oil Equipment & Services ETF $110.4M 0.42% 0.41%
IGN iShares North American Tech-Multimedia Networking ETF $108M 0.46% 0.43%
大元のページを見ると総資産の金額も載っているのですが、やはりセクターによって資産規模の差が大きく異なるなという感じです。
テクノロジーやヘルスケアセクターは資産規模が大きいものの、公益事業などは段違いに規模が小さいです。
で、今回コストが引き下げられるETFの中から資産規模が大きいものをみると、医療機器、バイオテクノロジー、半導体、クリーンエネルギー、ソフトウェアなどありますけど米国株限定のETFが結構あります。
バンガードのセクターETFが0.1%程度ですし、米国株のクオリティやモメンタムなどのファクターETFも0.15%。
流石に医療機器やバイオテクノロジーだけ抽出してこのコストってどうよと思いますけどねぇ。
ちなみにわたしが投資しているiシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF(ITA)はなんで入ってないんだ?と思ったら、0.42%で今回引き下げられたETFより水準が低かったためのようです・・
ちなみにグローバルセクターと他のスマートベータ関連のETFで比較すると米国外先進国のファクターETFのIMTMやIQLTが0.30%。
グローバルセクターETFももう少し下げれそうな気がしますけどね。
米国株は確かに2010年代強かったのですが、5年とか10年単位で他国にパフォーマンスが劣る期間が今後ある可能性もあります。
その意味で米国外の投資環境のコストもさらによくなるといいなと考えます。


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