ヘルスケアセクターの中でもバイオ関連を上回るパフォーマンスを見せている iシェアーズ米国医療機器ETF(IHI)
先日、グローバルセクターETFなどiシェアーズのETF25本のコストが引き下げられました。
KXIやIXJなどiシェアーズのグローバルセクターETF含め25本がコスト引き下げへ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
個人的にヘルスケアセクターや生活必需品セクター重視で投資をしていますが、そのきっかけの1つはジェレミー・シーゲルの本を読んだのが大きいです。...
IHIというと石川島播磨重工業な印象ですが、医療機器です。
ヘルスケアセクターの中でもバイオの方が有望というイメージが強い人もいるのですけど、調べていくと医療機器ってバイオ関連ほど浮き沈みがなく堅実に上昇している印象を持ちました。
IHIはS&P500に対して圧倒しているバイオテクノロジー(IBB)のさらに上をいくパフォーマンス
ヘルスケアセクターをより細分化したETFとして同じく経費率が引き下げられたバイオテクロジーと同じ時期に設定されたETFですけど、設定来の18年で見るとS&P500に対して圧倒している青のバイオテクノロジー(IBB)のさらに上をいくパフォーマンスです。

これにヘルスケアセクターETFのVHTを足した過去10年で見てもIHIは圧倒的。

対称的に2015年頃まで優位だったバイオテクノロジーのIBBですが、その後3年以上最高値を更新できない状況が続きました。
モデルナが一発当てて組入れトップになって牽引していますが、6年くらい前までもてはやされていたギリアドは影が薄くなっていたりと浮き沈みも激しい印象です。
モデルナはいつの間にかiシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETF(IBB)の組入れトップになっている - 関東在住福岡人のまったり投資日記
両親はモデルナワクチンの接種を7月初めに完了しているのですが、1回目の接種から複数回聞かれるのはモデルナと武田の関係はどうなってんだ?ということ。親から武田モデルナなら日本に工場つくって東南アジアに供給すればいいのにと言ってたのですけど、気になって調べたら先週の5000万回追加供給の件の記事を読む限り、国内の製造販売承認も得られてないようなので、いろいろと壁がありそうです。 ..
IHIの組入れ上位を見るとトップはアボットで、有名どころだとメドトロニックや手術ロボットのインテュイティヴ・サージカル、カテーテルなどのボストン・サイエンティフィック、試薬などのサーモフィッシャーサイエンティフィックあたりでしょうね。

業種で見ると医療機器中心ですが、ライフサイエンス関連のツールやサービスも16%ほど含まれています。

今後遠隔医療や病気を防ぐ観点でツールの需要は高まるでしょうから、この比率は徐々に変わっていくんじゃないですかね?
ともあれ今後も医療機器の需要は高まりますし、AIとの連携も含めて技術革新もありそうな分野を含んでると思います。
iシェアーズ米国医療機器ETF(IHI)にすぐ投資という気はありませんけど、動向はウォッチしていこうと考えています。


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