レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ウォルマートやコストコ、JNJを買い増しバークシャー・ハサウェイのようなポートフォリオになりつつある
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
今年3月時点のポートフォリオでは個別株の比率を増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、相変わらずウォルマート、コカコーラ、P&Gを買い増し、新興国株ETFの比率が10%を切る - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2021年3月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
3月末時点ではコカ・コーラやペプシ、ジョンソン&ジョンソンあたりも組れ上位に入ってきて比率が高まってきていました。

それが3ヶ月経って6月末どうなっているかというと、更にその傾向が強まっていて、S&P500ETFも売却が住んで過去にない比率まで下がってます。

このサイトでは売却した銘柄が赤字で示されるのですが、SPYやGLD以外だと、IAU、FXI、MCHI、LQDとETFの売却進めてる傾向は、これまでETF中心で運用してきていただけにかなり興味深い傾向。

購入と売却の上位を見ると、ウォールマートは相変わらず追加購入していて、ヘルスケアセクターと消費関連も目立つ感じですね。
6月末頃から金利の傾向が変わりつつあったわけで、それを意識したポートフォリオの変更が行われてる印象です。
S&P500の比率はまたまた過去最低を更新し、ポートフォリオ内の比率は10%を切る
これまでS&P500 ETFと新興国株式ETFが中心でしたが、6月までの推移は以下の通り。


とうとうS&P500のポートフォリオ内の比率がSPYとIVV足しても10%を切ってしまいました。
意図的に個別株購入で特定のセクター偏重になるようにポートフォリオが変えられているのがよくわかる感じになってます。
同時に金や中国株とレイ・ダリオの発言の中でも評価していたETFも売却していて、割と米国株に回帰してる感じもあるんですよね。
今回買い増ししているコカコーラやペプシ、ジョンソン&ジョンソン、ウォルマート、コストコの3月から6月の株価を見ると好調な銘柄が多い。
いわゆる配当株に分類されると思うのですが、金利低下局面ではこう狙うということを示唆しているようにも思えます。
ちなみに過去15年以上のセクター別の推移が以下の通り(消費関連が細かく分類されている)

緑の金融関連が縮小していて、消費関連とヘルスケアの比率が高まっています。
一見するとバークシャー・ハサウェイのようなポートフォリオになりつつありますが、ここ数年は銘柄入替えやら個別株追加購入の動きが大きくなっています。
米国市場は夏休み感のある動きになっていますが、9月末にかけてどういう風に変わってくるのか?3ヶ月後にチェックしたいと思います。


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